「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記グアテマラ編

99.10.21(木)

昼まで部屋でうだうだしていて、午後、音楽民族博物館に行ったら今日は、開いていた。竹の垣根の門をくぐるとこじんまりして、よく整備された感じのいい庭が現れる。芝生の緑が眼にまぶしい。庭を横切り博物館のドアを引く。何処からともなく軽快な音楽が流れてくる。今までに聞いたことのないメロディーだった。眼には色鮮やかなグアテマラレインボーが飛び込んでくる。 館内は、ウイピルを着たおばさんが説明してくれる。私達を見て「スペイン語と英語しかできませんが、どうしますか?」としきりに言葉の心配をしてきてくれる。「英語でOKです」と言うとにほっとして説明を始めた。

ギターやバイオリン、フルート、太鼓など植民地時代に入ってきたものが多かったがマリンバ(木琴)が植民地時代より前からここで演奏されていたというのは、初耳だった。細かい説明で見てまわった後、スライドを見せてくれる。風景写真や人物写真、バックで流れる楽器の音、とても素敵なスライドだった。売店で、高かったがビデオテープを購入。テラスで綺麗な庭を見ながら、無料のコーヒーを飲む。ホッと心が和んでくる。

そう言えば、グアテマラコーヒーって有名だっけ?と、売店にコーヒーの種が打っていたなぁと思い起こし、買いに戻る。日本でもコーヒーって育つのか?と思ったが、コーヒーの花は、とても強いらしい。年に3回も花をつけ、その度に身をつけるらしい。この1袋でうまく育てば3kgのコーヒーが収穫できるらしい。「日本にうまく持ち込めればいいお土産になるね」なんて話ながら、音楽博物館を後にする。こじんまりとはしていたがなかなか楽しい博物館だった。

街をぶらつき、インターネットカフェへ向かうが満員。仕方ないので近くのお土産物屋さんを覗くことに。大きな古めかしい門をくぐると、薄暗い暗い、体育館か倉庫のような高い天井とだだっ広い空間が現れる。眼が慣れてくるとだっだぴろ空間に色とりどりのウイピルや織物、刺繍製品がびっしり並んでいる。すごいの一言。人も閑散としているのがまたいい。ゆっくり見れる。いろんな地方のウイピルが売られているがとてもすばらしいものばかり。やはり値段もすごいの一言。その一角に機織道具が売っている。買って行こうか?と思ったが織り方が分からない。だいぶ興味を引かれたが、しばらくここにいるので買おうか買わまいか考えることにして、土産物屋を後にする。 カツなんて・・・こんなところで食べられるとは。「おいしいソース知ってんですよ。今晩、カツしません?」と宿の住人と夕食をシェアする。いや、本当においしかった。日本人が多いって素敵!と幸せな気分でいろいろな話に花が咲き、今日も夜がふけて行く。

99.10.20(水)