「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

 私達は今回、世界中を廻ってモバイルすると言う事で、どんな物が必要か非常に悩みました。はっきり言えば、必要と思われるもの全部持って行った方が良いのですが、それでは重過ぎます。ですが、Yahoo!InternetGuideに連載させてもらっている以上、何らかのトラブルがあっても問題なく繋げるようにしておきたいものです。

 海外モバイルをするときに、2つの旅行スタイルがあると思います。一つはちゃんとしたホテルに泊まってホテルの回線を借りる方法。もう一つは私達の様にトイレすらない現地の安宿に泊まり、インターネットカフェ、電話屋、公衆電話を使用する方法。下記の必要度は後者の方法で海外モバイルした時の必要度ですので、前者の方法で旅行される方は全く参考にならないと思います。


Sony VAIO C1

必要度:★★★★★(絶対必要)

 海外に行く時に持って行くパソコンは、ワールドボルテージ対応のものが良いと言うことで、これになりました。

 帰国するまでデータ(写真)をHDDに貯めておくことを考え、HDDは余裕のある3GB。VAIOはそれ自体にモデムが付いていて、モバイルする上では非常にポイントが高いです。重量は東芝のLiblettなどに比べると確かに重いですが、問題ない重量です。

 カメラがついていますが、海外でVAIOを持って街中歩きまわっていたら「盗んでください」と言っているようなものなので、カメラ自体には余り使い出がありません。

 ですが旅をしている中で、非常に快適に動き、キーボードから手を離さなくて良いトラックポイントスティックもあり、マウスホイールの代用をするセンターボタンもありで手放せなくなってしまいました。

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CASIO FIVA

必要度:★★★★★(絶対必要)

 旅をするときのパソコンに必要な物はCPU速度よりも、キーボードの打ち易さよりも、小ささと軽さです。

 このFIVAは、790gととにかく軽く、小さく、非常に旅人向けです。CPUはMediaGX200Mhzとそんなに強力ではないですが、旅をしている時はフォトレタッチ、HP作成位しかしないので問題ないです。たまにMP3が聞きたいな…と思ったときでも問題なく聞ける位のCPU速度ですし。

 心配されるキーボ−ドの打ちづらさも慣れてしまえばほとんど問題なくなり、デスクトップマシンと同じ速度で入力できます。 必要十分にして軽く小さい、バランスの良いマシンだと言えます。

 ですが、VAIOと比較すると、安定性の面で多少難があるのは否めません。MediaGXの原型になった、CyrixのM2というCPUも安定度の面で多少問題があったのですが、このCPUもそれを受け継いでいるような感じです。

 また、FIVAは小さいだけあって放熱の面に難点があるらしく、夏の暑い日に連続使用していると熱暴走します。

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予備のモデムカード(CyQ've FMC-561)

必要度:☆☆☆☆☆(現在の所必要無し)

 VAIO、FIVAの内蔵モデムが壊れた時用の予備のモデムカードです。また、内蔵モデムでどうしても通信できないとき、カードを変えると上手く行く場合があると言うので持ってきました。

 現在のところ、内蔵モデムでどこも全く問題なく、壊れてもいないので必要ありません。 安心のために持っていたほうが良い、と言うものですので、必要にならなければ良いなあ、と思っています。

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10BASE-T LANカード(MELCO LPC2-T)

必要度:★★★★★(絶対必要)

 始めLANカードはVAIOとFIVAの通信用に持って行ったのですが、インターネットカフェでLANを借りる際に非常に役に立ちます。

 これがないとほとんどのインターネットカフェで繋がせてもらうことが出来ません。私達の旅には欠かせない物になりました。(ウメの見聞禄メキシコ編「インターネットカフェの使い方(LAN編) 」参照)

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ModemSaverLT

必要度:★★☆☆☆(それなり)

 ホテルなどの独自の交換機を使っているような所は、通常よりも電話線の電圧が高いケースがあります。そう言った場合のチェックをする物です。また、電話線の極性反転機能も付いていて役に立ちます。

 ですが、私達は街中で電話を借りたり、インターネットカフェに行って電話線を借りるわけでして、その回線と言うのはその前にPCや他の機械が繋がっていたものですから基本的に安全なはずです。

 と言う事で、アメリカではそれなりに役に立った(ウメの見聞禄アメリカ編「やった!!33600BPSの巻」参照)のですが、他の国では全く使っていません。

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電話線延長ケーブル(SONY TL-W3)

必要度:★★★★☆(大分必要)

 電話屋や、インターネットカフェで回線を借りるときに必要になります。そんなに長さはなくても良いのですが、これがないと電話線が目の前に来ていてもつなげません。

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ワールドボルテージ対応ニッケル水素充電器(TOSHIBA THC-39AH)

必要度:★★★★★(絶対必要)

 短い旅行の場合は良いのですが、私達の様に1年以上の旅行の場合、デジカメの電池代が馬鹿になりません。海外では日本で考えられないほど写真を撮るので、だいたい3日くらいで電池がなくなってしまうのです。

 電池は日本では安い感じを受けるかもしれませんが諸外国、特に第3世界においては高級品の一つです。電池代を節約するためには絶対に必要になります。また国によってはアルカリ電池が入手不可能ですので、その場合非常に役に立ちます。

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電話モジュラー変換機(ROAD WARRIOR WorldConnect)

必要度:☆☆☆☆☆(全く必要なし)

 各国で電話のモジュラーの規格が違うと聞いて持ってきたのですが、今ではバッグの重石。(^_^)

 電話屋で電話回線を借りるのであれば、そこにFAXがあるはずです。FAXは必ず日本製かアメリカ製なのでそこにはRJ-11モジュラーがついています。

 また、インターネットカフェで回線を借りるのであればそもそもRJ-11でないモデムなんてあるはずないので全く問題ありません。ということで、これは必要ないです。

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3つ口

必要度:★★★★★(絶対必要)

 これは日本で売っているただの3つ口です。私達は、VAIO、FIVA、充電器と結構いっぱい電気製品を持っているのでこれがないと困ります。

 壁にコンセントが一個だけしかないと言うところもあるので、これは必要でしょう。

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電話線延長ケーブル(VICTOR HC-T220-A)

必要度:★★★☆☆(それなり)

 アメリカのモーテルでは、モジュラーは必ず部屋の奥の方とか、ベッドの裏とかにあるのでそう言ったときには威力を発揮します。

 電話屋で回線を借りる際にもしばしば役に立つはずです。電話線延長ケーブルは上記のかこれかどちらか一つあれば問題ないと思います。

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電源プラグ変換アダプタ サスコム

必要度:★★★★★(絶対必要)

 米国、ベリーズ、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、コスタリカでは必要なしでした。

 チリでは必要です。これがないとインターネットカフェで通信すら出来ません。

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モジュラー分配器

必要度:★★★☆☆(それなり)

 米国のモーテルで接続するときに非常に重宝しました。(ウメの見聞禄アメリカ編「やった!!33600BPSの巻」参照)

 これがないと繋げないときがあります。

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CompactFlashアダプタ(Hagiwara sys-com製)

必要度:★★★★★(絶対必要)

 デジカメを持っている場合、データの移動に絶対必要です。これがないと話になりません。

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スマートメディアアダプタ(Hagiwara sys-com製)

必要度:★★★★★(絶対必要)

 上記と同様、これがないと話になりません。旅行にデジカメを複数台持って行くとき、出来るならばメディアを合わせたほうが良いでしょう。

 私達はコンパクトフラッシュが必要がカメラと、スマートメディアが必要なカメラの2台を持っていきましたので、荷物が増えてしまいました。

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コンセント付き電球ソケット(国民ソケット)

必要度:★★★★☆(大分必要)

 私達のような貧乏旅行をする人にお勧めの物。どこの国でもコンセントがない安宿があります。そう言った宿で電気を使用する場合に必要です。

 これがあるだけでコンセントのあるなしで宿を選ぶ必要がなくなり、宿の選択肢が増えます。

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