「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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インターネットカフェの使い方(LAN編) 99.9.30
日本にはあんまりないですが、メキシコにはインターネットカフェがいっぱいあります。インターネットカフェとはその名の通り、インターネットをさせてくれる喫茶店みたいなところです。インターネットカフェ発祥の地アムステルダム(多分)ではその名の通りインターネットをしながらコーヒーを飲んだり、紅茶を飲んだり出来るのですが、メキシコのインターネットカフェでは機械をいじりながら飲食させてくれる所はほとんどありません。その理由は考えなくても分かるのですが、コーヒーをこぼされて機械が壊れるのがイヤなのでしょう。「それだったらインターネットカフェって名のるな!!」ってしみじみ思うのですが、特にこれと言ってほかの名称が思いつかないので仕方ないのでしょう。
さて、私達の場合。私達の場合は、メールはもちろん日本語でしたい、デジカメで撮った画像を日本に送りたい、ICQもしてみたい、HPもアップデートしたい…とやりたい事がいっぱいな訳で、そのために自分達のマシンを2台(!!)も持ってきていたりします。
日本だったらそこらへんにあるインターネットカフェから簡単に接続できて便利で安いのですが、ここメキシコではそうもいきません。まず、メキシコの電話代が非常に高い事。市外通話で一分4ペソ(50円)します。また、公衆電話はいっぱいあり、その品質も良いのですが通信速度が非常に遅い音響カプラーで通信しなければいけません。それはさすがに問題です。モデムとモデムがネゴシエーションしている間に100円か200円くらい軽く消えて行ってしまいます。
そこで出てくるのが、インターネットカフェです。しかし、インターネットカフェとはそもそも自分のマシンを持っていない人のための物で、自分のマシンを持っていって繋がせてくれるようなところでは決してありません。そんな事考えなくても当たり前です。
ですが、モノはやってみるもので。インターネットカフェでLANに入れてもらう、もしくはそこで使っている電話回線を使うと言うのが可能であると言う事がわかりました。(現在のところメキシコのみで確認)しかも、LANに入れてもらうのはほとんどのインターネットカフェでOKのようです。電話回線を貸してくれるのはなかなかないのですが…。
ということで、ここではLANにどうやって入れてもらうか、どうやって設定するかを書いてみたいと思います。(やっとこ本題に入れましたね。(^_^;)(^_^;))
まず、接続に必要なものの確認です。
ここで疑問に思うのは、なぜモデムカードが入っているの?だと思うのですが。これは、インターネットカフェで電話線を貸してくれた場合、モデムの方が安定した通信が行えるからです。LAN接続はまず設定にてこずる上、既存のダイアルアップの設定をも壊します。 ですので、極力ダイアルアップで繋いだ方が良いのです。貸してもらえるのであれば、インターネットカフェの電話線を借りましょう。それがベストです。しかも、場合によると市内電話料金よりも安いとっても良い値段で繋がせてもらえます。
インターネットカフェでLANに入れて貰うの自体は非常に簡単です。お店の人に頼んで、PCを見せ、LANを見せ、「LANに入れて欲しい」もしくは、「自分のマシンでインターネットしたい」と言えば話は済みます。そうすれば、LANケーブルをどっかのマシンから引っこ抜いて貸してくれるでしょう。日本だったらセキュリティーがどうのって言って入れてくれませんが、メキシコでは全く問題ありません。
そのあとの設定…これはいつもいつも苦しむのですが。基本は、まずLANケーブルを抜かれたマシンのネットワークプロパティーとインターネットプロパティー(両方ともコントロールパネルの中にある)を見て、それと自分のマシンのセッティングを同一にする事です。ネットワークにPloxyが無い場合、これで多分問題無く繋がります。
Ploxyがある場合。まず、Ploxyがあるかどうかはコントロールパネル->インターネット->接続のプロキシサーバーの項を見れば使われているかどうか分かります。ですが使われていても、プロキシサーバーの詳細はLANケーブルを抜かれたマシンとすぐに同一にしてはいけません。その理由は、そのマシンでは、HTTP(ホームペ−ジ)だけ使えれば良いので、HTTPのプロキシ設定だけして、他の物はおざなりになっている場合があるからです。まず、「使用するプロキシのアドレス」これはそのまま持ってきてOKです。
問題はポート。あるインターネットカフェではここが全部80になっていて非常に苦しみました。ここは、左の画面写真の様になって入ればまず問題無いです。
FTPのポートは21、Socksは1080です。これさえ合わせておけば、メールとFTPとHP見るのは問題ないはずなので…。
後の可能性としては、FireWallを使わないでダイアルアップ共有ソフトを使用している場合…。私はこのケースには一度しか 会った事がないので、なんとも言えません。
と言う感じでしょうか?分かりましたか?「そんなの分かる訳ねえだろ!!」って言う叫びが聞こえてきそうですね。(;_:)はい。まったくもってその通りです。普通のLAN環境だったらさくさく構築できる私でも最初は大分苦労しましたので…。とてもとても普通の人は出来ない………そんな訳はありません。
ここはメキシコ。メキシコ人はとっても陽気で、イイやつらです。マシンを持っていって、LANカード持っていって、とりあえず繋げて。わかんなくなったら管理者のメキシコ人に教えてもらうのがベストです。(^_^) 管理者のメキシコ人は、にこにこしながら適当にマシンをいじってきっと接続させてくれる事でしょう。上記の設定を試してみて、上手く行かなかった場合もさっさかインターネットカフェの兄ちゃんを呼びましょう。一緒にやって一緒に考えてくれます。本当にメキシコは良い国です。
ですが。好事魔多し。その後ダイアルアップ接続が出来なくなったりします(爆)。その場合、インターネットカフェの兄ちゃんは居ないので自分で直すしかないですね。はい。元に戻すのは、インターネットカフェに行く前に設定を控えておけば良いわけで。なんとかなるでしょう。