「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
||
k日記グアテマラ編 99.11.10(水) 「湖といえば釣りでしょう」と言いきる梅ちん。と言うわけで、今日は、ボートを借りてアティトラン湖に繰り出すことになりました。なんでも、たいそう大きなブラックバスが釣れるんだそうだ。 餌を探しに町をふらつくが「餌は、何処で売ってますか?」と道行く人や商店に訪ねると「川岸を掘ったらいい」と誰しもが答えた。じゃあと、棒切れを片手に小さなどぶ川の岸をほじくって見ると・・・居るは居る。元気なミミズがわんさか出てくる。これで、餌の心配がなくなった。 餌の心配もなくなり、張り切って貸しボート屋へ。が・・・高かった。1時間Q35と法外な値段。いくら食い下がっても、帰ろうとしてもまけてくれない。なんでも協定で決まった値段だから下げられないらしい。しょうがないので桟橋で釣ることに。今日は、少し風があるので水面が波立っている。桟橋も波に合わせてゆらゆらゆれる。まるで船に乗っているようなのでよしとする。 釣り始めて30分、一向に当たりがない。本当に魚いるの?と思い始める。近所のグアテ人が入れ替わり立ち代り見に来ては、釣りの指導をしていってくれるが一向につれない。本当に魚がいるのか?と聞くとこーんな大きい魚がいると両手をいっぱいに開いてニコニコ答える。ボートで沖に出れば大きな魚が釣れるとボート屋も言ってくる。しまいには、「釣具を貸せ、俺が釣ってやる」とボート屋のお兄さんが釣りを始める始末。そのお兄さん、結局1匹も釣れなく、釣具が悪いから釣れないと言い残して去って行った結局、1匹も釣れぬまま地元の少年に慰められ泣く泣く釣りを終了。夕飯は、何か考えなくてはいけなくなった。 インターネットカフェにいると、いつのまにか風が強くなり空行きが怪しくなり、とうとう雨が降ってきた。雨が激しくなってきたとたん、ボーンとものすごい音と共に向かいの建物の電気が消えた。何?あれ。と鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていると、向こう側だから大丈夫と平気な顔の現地人。 何が向こう側??と思いながら夕食の材料を買ってホテルに帰ると入り口が真っ暗。中に入ると所々にろうそくが立っていてぼや−ッと明るい。道向かいの家は電気がついていたので、節電か?変なことするなぁなんて思っていましたが、しばらくしてぱっと電気がついたので、ホントに変なホテルだなぁと思ってました。 ところが・・・ろうそくの明かりの中で夕食を作っているとまたもやボーンとものすごい音と共にあたり一面真っ暗に。なななに?停電だ。現地の人の話を聞いて見ると、雨が降るとトランスが漏電してすごい音と共に、ショートするらしい。だから、停電がしょっちゅう起こるんだそうだ。みんな慣れっこなんだそうだ。ろうそくの明かりで夕食を食べ、ろうそくの明かりでシャワーを浴びる。なんだかキャンプ気分で楽しい。たまにはこんな夜もいいかななんて思ってしまった。 |
99.11.9(火) |