「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

k日記グアテマラ編

99.10.18(月)

治安の悪さと排気ガスのすごさに耐えきれず、グアテマラ・シティーを出ることにする。何処へ行こうか?といろいろ思案したが、やっぱりアンティグアに落ち着くことに決める。幸い、同じホテルに泊まっていたエルサルバトルの学生さん達が、朝早くからレゲエやラップの曲をがんがん鳴らし大騒ぎをしていたので、寝坊することもなく午前中のアンティグア行きに乗ることができた。

グアテマラシティーを抜け山間の道をしばらく走ると霧が晴れるように排気ガスがなくなってしまった。小一時間程、走ったか山が深くなってきたと思ったらいつのまにか道路が石畳に変わり、高い塀から草木が生い茂る家並みや古い教会などが見えてくる。コロニアル都市アンティグアだ。 街を一周し、広場だけのバスターミナルに着く。

バスを降りた途端、スペイン語学校の勧誘に取り囲まれるが、うまく切りぬけ宿を目指す。情報収集のため日本人が多いと言うホテルにチェックイン。ふと、ベンチで手を振ってる外人がいる。だれっだったろう?とりあえずハ−イと挨拶したが思い出せない。部屋で一息ついてるとドアをノックする音。だれかしら?と聞くと「へーイ、セックス・マシーン」あっ!思いだした。ドアを開けると真っ裸で腰に小さいタオルをまいた大きな白人が立っていた。やっぱりこいつだった。

ベリーズのキーカーカーで会っていっしょに酒を飲み、梅ちんの事をいつも「セックス・マシーン」呼ばわりする奴らだ。こんなところで会おうとは・・・何たる偶然。「女の小引っ掛けたから、今晩、飲みに行こうぜ−」だって。

遅ればせながら誘われたバーに行って見るとなんと、10人ほどの女の子に囲まれて飲んでるじゃないか。しかも年を聞いてみると18とかものすごく若い。こいつら犯罪だと思いながらいっしょに飲み、話に花が咲くが、なぜか決まって「セックス・マシーン」に話が折れて「パワーだ」とか「アニマルですごい」とか「ハッピーセックス」とか吠えている。だいぶクレイジーに近い・・・。

ホテルに帰る頃には、酒がまわりふらふらになっていた。なぜか部屋に帰ると休むまもなく外人が押し寄せてきて、またもや「セックス・マシーン」呼ばわり。部屋から人がはけた頃には、梅ちんは便器とお友達。しばらく介抱したら便器から離れて今度は、ベットとお友達。毛布を下敷きにズボンがズリ落ちて腹とパンツが見えている状態で真ん中に寝ている・・・私の寝る場所は?

寝る場所を作るために力の限り梅ちんを押したり引いたりしたが、ちょろっとしか動かない。毛布も引っ張ってみたが梅ちんの下から出てくることは、決してなかった。仕方ないので、ちょっとできた隙間に横を向いて、飛行機毛布を梅ちんと二人でかけて寝ることにする。さすがに寒いがしょうがない。風邪を引かないといいのだが・・・。

 

99.10.17(日)