「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ベネズエラ編 2000.7.4(火) 筋肉痛も治らないままに、シウダーボリーバルを後にする。雄大な流れのオリノコ川を横目に一路、ブラジルとの国境の町サンタエレーナ・デ・ウアイレンへ向かう。軽快に走る牛次郎。検問に停められたときにエンジンを切ってもカギを抜いてもトランスの線を抜いてもエンジンが動いたままでみんなをアッと言わせる程、調子がよかった。どんどん走る。 夕闇が迫っても走り続ける牛次郎。グランサバンナに差しかかる頃には、道路が狭くなるほどの両脇に木が生い茂り、道路を小動物が横切ったり、大きな木が倒れていたり、コウモリが車に体当たりしたり、突然、道路の舗装が無くなり牛次郎がボンガ、ボンガと跳ね回る、大騒動が起こる。そのうち霧が立ちこめ前が見えなく道路も見えなく、真っ暗闇でなにもなくなってしまった。看板はあれどガソリンスタンドさえ見当たらない。恐怖が襲う。そんな真っ暗の中を無数の蛍が飛び交う。 グランサバナに差しかかると雨が降り始めた。恐怖に思った私。青山さんに運転を変わる。どこまでも、どこまでも、何も見えない真っ暗闇の平原を走る。私達は、どこまで行ってしまうのだろうか?恐怖が襲う。 |
2000.7.3(月) |