「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記タイ編 2001.1.31(水) グアン、グアンとファンが回る音で目がさめる。心なしか寒い感じがするので、ファンを止めるために起きあがる。そして、再び眠りの世界へ。 今度は、暑さで目がさめる。ファンのスイッチを入れると、再びグアングアンと言ってゆっくり回り出すファン。心地よい風がやってくる。ベットに横になったまま涼む。暑いとうなっていたうめちんも気持ちよさそうな顔でスースー寝息を立てている。 昼頃か?バンコクにいると言う旅友達を探しに出かける。サンパウロとエクアドルで会った彼は、程なく見つかった。「元気そうで何より」と挨拶を交わし、そのまま昼ご飯を食べに行く。「ここのラーメン、この辺じゃ一番安くておいしいんですよ」と彼は言った。なるほど、確かにおいしいかな?と言う感じである。積もる話もさておき、もう一人の友達を探して席を立つ。すると「アレーもう終わりっすかぁ」後ろで聞いたことあるような声。振り向くと、「アー!!いたー」なんだか真っ黒で一瞬わからなかったが、そこには、探すもう一人の旅友達、ペルーで二週間ほどいっしょに旅をしたパチプロ旅人の雀士が頭を押さえながら立っていた。「あれ、だんなぁ。いつこっちきたの?」姿形は変わっても、何ら変わらないような雀士にちょっとうれしくなった。 それから、雀士と一緒にインド行きの安いエアーチケットを求めてツアーエージェントを梯子する。結局、11日のロイヤルブータン航空に話がまとまる。さて、11日まで何をしよう?雀士は、バンコクに残ると言う。ふと、エージェントの看板を見ると南の島行きのバス料金表が目に入る。そうだ、南の島にでも行こうかぁ・・・その場で「コ・ピピ(ピピ島)」行きのバス、ボート付きのチケットを購入した。 雀士に連れられるまま、エアロビ公園なるものに向かう。なぜエアロビなの?と聞くと「六時になればわかるよ。指令台が出てきてな、みんな踊りだすんや」は?何のことだ?そんな感じでことが起こるのを待つ。チャオプラヤ川に夕日が落ちる。オレンジ色に染まった、水面をボートが走り去る。そんな風景をのほほんと眺める。「お、始まったで」その言葉に振り向く。スパッツ姿のおばちゃんが5〜6人でどこからともなく朝礼台を抱えてやってきた。それと同時に川沿いのベンチに座っていたスパッツおばちゃんがわらわら前に進み出て、列を作り始めた。そして、6時。タイ国歌が厳かに流れ、一瞬の静寂が訪れる。タイ語の文句が数分流れた後、軽快なリズムの音楽が流れたと思ったら、それに会わせてみんな踊り出した。正確に言うと朝礼台の上で踊る先生に合わせているのだが、みんな思い思いに踊っている。適当に二人で参加してみるが、数分でリタイヤ。こんな激しい運動をこの人たちは、一時間近くやるのだそうだ。なるほど、エアロビ公園ね・・・その通りだった。 適当に運動して汗をかいたのでとりあえずビール。コンビニでビンビールを買ってバスストップのベンチで飲む。そのまま、屋台へ。今日は、数種類のおかずから好きなものを選ぶと、それをご飯に乗せてくれると言うタイ風ぶっかっけご飯を食べることに。あまり辛そうじゃないナスとたけのこを選んで乗せてもらった私。が、たけのこが意外に辛く、口の感覚がなくなってしまった。にぎやかなカオサン。華やかなカオサン。おいしいものが所狭しと並ぶ屋台。ひーひー言いながらもタイの魅力に執りつかれ始めた自分がいた。 |
2001.1.30(火) |