「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ペルー編2 2000.4.27(木) 日が登ると同時にトルヒーヨに着いた。バス会社に程近い所に宿を取る。ベットにゴロンと横になったら睡魔に襲われそのままアウト。気がつくと昼過ぎだった。 コレクティーボに乗ってワンチャコ海岸へ。土の山の間を走ると目の前にぱっと海が広がる。人気もまばらな広い海岸に荒々しく波が打ちつける。ちょっとしたリゾートらしいが、さびれた感じがするのは私だけだろうか?この海岸のの名物に、葦の船がある。昔から伝統ある船で、たくさん立て掛けてあり、いまでも使われているようだ。 桟橋では、魚釣りをしている人達がたくさんいた。そこに混じって私達も釣りをすることに。釣りをしていた子供にえさを分けてもらい、早速、糸を垂れる。皆さん結構釣っているので今日は、期待が持てる。魚は、いることは居るようなのだが、餌を取られるばっかりで、一向に針に掛からない。 やっと掛かったかと思うと、食べたら可愛そうな小魚ばかり。結局、やっとこ食べられそうな大きさの物二匹をゲットしたが、これでは夕飯の足しにもならないので、隣でバカスカ釣っていたオバチャンにあげてしまった。潮風が冷たく頬に当たる。太陽がオレンジ色に変わり海へと落ちて行く。潮風に押されるように桟橋を後にする。 オレンジ色に照らされた海岸を歩く。大きな影が目の前に現われる。その先に、大きな魚を持った少年がぽつんと立っていた。「これ、自分で食べるのかい?それとも売ってるの?」「両方だ、買うか?」「いくらだい?」「3.5ペソ(100円位)」一番大きな魚を目の前に突出してそう言った。即買いだった。買ってきた魚を手にし「ボクガツッタンダゾ」と言う得意顔でカメラの前に立つうめちん。「丘漁師は、買物上手」などと言いながら魚をさばく。今日は、刺身だ。身が締まっていてなかなか美味しかった。やっぱり海は良いぁ・・・つくづくそう思った。 夕飯の後、香苗さんの所でもらってきた新聞を読んでいるうちに眠ってしまったらしい。最近、どうしてこう眠いんだろうか?不思議なくらいよく寝ているような気がする。気がついた時には、椅子にうなだれ新聞片手に、はずかしながらよだれまで流していた。ふと気がつき、ベットを見ると新聞に頭を突っ伏し熟睡しているうめちんが居た。私達、疲れてるんだよきっと・・・さあ、もう一眠りしよう。 |
2000.4.26(水) |