「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ペルー編2 2000.4.26(水) この、居心地のいい香苗さん宅から出ることにする。いつまでもココに居たかったが、そうも行かない。もうそろそろ北に向けて出発しなければ・・・そう思った。ここの日本食は美味しかったなぁ・・・ココでの最後の夕飯を惜しみながら食べ、そうそうに香苗さん宅を後にした。さあ、旅人に戻るぞ!! バスは、まばらに乗客を乗せ定刻に出発した。リマは、広い。いつまでも街の中を走っている。30分くらい走った所に「北行き」の看板とちょっとしたバスターミナルみたいな空間があった。 そして、私達を乗せたバスは、何故かバスターミナル見たいな空間に入ったかと思ったらそのまま通過して、道路に出ると言う意味不明の行動を、延々1時間ほど繰り返した。その間、一人、二人とぽろぽろ人を拾っている。しかも、周回を重ねる内にどんどん運賃が安くなっている。はじめに乗っていた人々は痺れを切らし、不機嫌になるのは当然である「早く出発しろー」の叫びと足踏みにようやくバスターミナルみたいな場所から遠ざかった。 街並みはいつのまにか真っ暗な砂漠の荒野に変わっていた。バスは、ターミナルでの遅れを取り戻すかのようにものすごいスピードで砂漠の一本道をすっ飛ばす。対向車のライトが一瞬眩しく光る。後には、星が輝くだけの荒野に戻る。 |
2000.4.25(火) |