「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ペルー編 2000.3.27(火) 振動にもペルー人の妨害にもあわずに安眠できたのもつかの間、日が明けきらぬ朝4時前、バスはプーノの市内に入った。こんな真っ暗なところで降ろされても困ると思っていたが、エンジンを停止してもバスを降りる人は少なかった。バスのオジサンに聞くと、明るくなるまでバスにいてもイイとのこと。これは、ありがたいと寝れなかった分、バスの中で仮眠することに。 明るくなったので、移動開始。あんなにバスの中にいた人もいつのまにか私達だけになっていた。バスを降りると、ヒンヤリした空気に体がビッと引き締まるのを感じる。そして、寒さがやってくる。 旅人が教えてくれた宿にタクシーを捕まえ向う。探して探して、やっと見つけた宿は、教えてくれた宿とは名前も違っていたが、値段が一緒だったのでそこにすることに決める。そして、ベットに倒れこんで意識不明。 気がつくと、ティティカカ湖に来ていた。雑然とした市場を抜け露店犇めく通路を冷やかしながら、貧民街らしき住宅街を抜けると、鼻を覆うような悪臭と緑の藻が張り巡らされた池にでた。これが、ティティカカ湖か?この、悪臭と緑の藻の小さな池みたいなのがティティカカ湖ですか?その辺のオヤジに聞きたくなるような汚さだった。 釣竿をたらせるところを目指して桟橋へ行ってみる。やっぱりいた客引きを押しよけ、水面を覗く。緑色に濁って底まで見えない。魚もいるかどうか・・・取り合えず、糸をたらして見ることに。たくさんの野次馬に囲まれ吊竿をたらす。 皆、口々に「ココには魚はいないよ。船に乗ってちょっと遠くにいかなければ」とありがたい進言をしてくれる。釣れないとパチプロ旅人は、漫才を始める始末。まじめに釣りをしているのだが、どうもペルー人の笑いをとっているようにしか見えない行動。遠くに魚がいると言うので錘を多くして、浮釣りから投げ釣りに変更。思いっきり降った竿から勢いよく糸が出たかと思ったら、自分のポンチョを釣っていた。 そして、ルアーに転向したパチプロ。おお、重くなったと、軽快にリールを巻く。そして、やってきたのは、ティティカカ湖産、特選海藻。ケラケラ笑うペルー人一同。みんな笑い死にか?と思うくらい笑い過ぎだ。 結局、何も釣れないぼーず。寒くなってきたので退散。ティティカカ湖の風は冷たかった。 夜、クスコを先に出た自転車旅人が、やってきた。2日前にプーノに付いて、1泊2日で、ティティカカ湖の島巡りをしてきたとのこと。久しぶりの再開に、夕飯を食べに出かけ、夜遅くまで話しに花が咲く。そして、お決まりのトランプ大会。ドボンと言うゲームである。ウノと言うゲームに似ているが非常に恐い習慣性があり、実に奥が深い。 ルールは、下に書いておくので、皆さんも遊んで見てはどうでしょうか?遊び始めて数回で、賭けが始まる。結果、うめちんとパチプロちょっと負け。チャリダー大損。そして、大差で勝利のkちん。最近、ばかに運がイイのでその内なんかあるのではと心配になってみた。例えば、高山病とか・・・クスコで高山病になった2人は、麻雀で国士無双を上がって運を使い果たしたからだといわれているから・・・私にもその内、何か起こるのでは? |
2000.3.26(火) |