「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ペルー編

2000.3.13(火)

 昨夜、倒れた彼を介護した後、一旦宿に帰って来たうめちんは、タクシー強盗に会った彼を連れて、また、NAOツアーに帰っていった。辺りが明るくなり始めた頃、ハハハと笑いながら帰って来て、バタンキューで眠ってしまった。

 寝ているうめちんを横目に、そのちんと工房見学に出かける。

 12角の石の前の道を登ると何軒か工房が並んでいるらしい。紹介状を書いてもらった一軒の工房を訪ねるが、不在。それから、先日、工房で会った作家さんのギャラリーを見に行くがこれまた不在。作品を眺めながら出てきてしまった。その足で楽器屋さんに向うがこれまた不在。運がないので宿に帰る。

 うめちんを連れてインターネットカフェに行き、そのままみやげ物屋へ直行。そのちんのお土産を叩いて叩いて買い漁る。

 日本人宿「花田」の旅人達といっしょに夕食を食べる約束をしたので、花田に向う。宿泊人以外立ち入り禁止の花田に潜入成功。一番近い部屋でご飯ができるのを待つ。総勢10数人で酒盛り開始。

 部屋では吸っちゃいけないタバコを吸い、酒が入って声もでかくなる。そして、鬼の形相の奥さん登場。「タバコの煙が上に上がってきてくさいのよ。それに静かにしてちょうだい。子供が眠れないわ、ああ、臭い、臭い、ココ開けといてちょうだいね」とキツク言い放し、いやみたらしく入り口のドアを開け放った。一同シーン。そして、しばらくした後、花田のオヤジがやってきて同じ事を言った。少しトーンを落としてしゃべっているとまたもや鬼の奥さん登場。今度は、紙を一枚持って登場。「あそこに張っておいてちょうだい。それと、ここ閉めないでっていったでしょ」と紙を押し付けドアをバーンと開けて去って行った。

 紙を見ると「ノースモーキング」と大きく書いてあり、禁煙のマークまで手書きで書いてあった。速攻で作ってきたらしい。そこまでするかぁ?いやみなババアだと思った。一同嫌な顔。聞けば、ここの宿はオーナーの態度で相当居づらいらしい。「みんな高いお金払ってココに泊まってるのにね。なんで、我慢しなくちゃいけないんだろうね」うんうんとうなずいていた。ああ、こんな居づらい日本人宿もあるんだなぁと思ったし、ココに泊まらなくて正解だったと実に思った。

 そんなこんなで一日終了。

 
2000.3.12(月)