「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ペルー編

2000.3.10(金)

 グアテマラで会ったペルー在住のガイド、ナオさんの所に行くことに。何故かそのちんもそのナオさんの奥さんを知っていた。リマの空港で「私、この人に会わなくちゃいけないの」と名前を聞いて驚いた。日本を出る前にメールのやり取りまでしていたと言う。もちろん、私達がその人に会ったことは、そのちんには言っていなかったし、メールでもそんなこと一言も書いていなかった。偶然か必然か・・・ウーン、世界って広いようで狭いよねぇとむちゃくちゃ実感した瞬間だった。

 タクシーを捕まえナオさんのオフィスまで連れて行ってもらう。タクシーのオヤジがココだと横付けしてくれたところは、何の変哲もない普通の住宅だった。会社の看板も見当たらず、玄関らしき扉の横に番地とベルがあるのみ。本当にココかなぁ・・・でも、番地合ってるし・・・と思いながらもベルを押してみる。しばらく待つ。出てこない。もう一度、ベルを押す。しばらく待つと隣の家のドアが音もなく開き一人のペル−人成年が出てきた。「・・・NAOツアーさんですか?」とおそるおそる聞くと「どうぞ」と中へ手招きしてくれた。

 ここ住みかの方だったのかなぁと思いつつ中に入ると、机が数個、綺麗に並びたくさんの資料が本棚に並んだオフィスが現われた。しばらく、ぼーっと眺めていると「いらっしゃい」と日本人女性登場。そのちんに向って「あなたが、飯山さんでしょ」とニコニコしている。どうやら、この人が奥さんらしい。そして、私達に向って「いらっしゃい、奥で待ってるわよ」と私達を奥へ手招きした。すると、懐かしい顔がヒョコっと現われ「やあやあやあよく来たねぇ。二人ともぜんぜ変わってないじゃないかぁ」と暖かく向えてくれた。4ヶ月ぶりの再開。オヤジの顔も全然変わってなかった。

 そして、当然のことながら酒盛りが始まり、グアテマラの話しに始まり、旅の話、そしてそのちんの話などに花が咲く。話しの合間に次から次へと出てくる酒と日本食は、本当にうれしかった。ハッと気がついた時には、時計が夜の10時を廻っていた。「明日、魚を仕入れに行くから、明日また来れば」と誘ってくれたので、楽しい一時に別れを告げて帰ることに。本当にうれしい限りである。

 旅先でこんな出会い・・・だから、旅っていいもんだよね。

 
2000.3.9(木)