「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ペルー編 2000.3.9(木) 朝3時起き。そして、空港へ。そして、クスコへ。 朝靄立ち込める海、そして砂の乾いた大地から緑がしっとりと輝く大地へと変わっていく。高くそそり立った山々を掠めながらゆっくりと茶色の町並みへ降りて行く。 小雨が降っていた。ヒンヤリと冷たい空気が息をも白くする。空港からタクシーでセントロに向う。アルマス広場で降ろしてもらい宿を探す。ここは、標高約3400m。空気が薄いくせにやたらと坂が多く、階段も多い。しかも、重い荷物を持っての坂道は何十倍も息が切れた。しゃべることはおろか足を上げるのさえ苦だった。私の廻りで客引き達がうるさく騒ぎたてていたがまったく耳に入らないほど。そのくせ、クスコの町がよく見える高台に宿をとった私達は、矛盾しているだろうか? 一眠りした後、散歩に出かける。小雨降るクスコ。なんともしっとりした情緒が漂う街並み。そして、街中がお土産天国であった。何処へ行っても声を掛けられ「買ってくれ」攻撃、そしてレストランの前を通ると「食っていけ」攻撃を受ける。辺が12角の石がある博物館の横の細い通りで、3人で12角の石を探そう大会をやることに。 どれが、12画の石かなぁ・・・とゆっくり石組みを見ながら歩いていく。丁度石組みの真ん中辺りに差し掛かったとき、向こうで私達を発見した少年が「12画の石はココデェース」と指を差しニコニコ手招きをしている。「言っちゃダメだよぉーー」とガックリしたうめちんの顔を見て少年は、キョトンとしていた。ああ、日本人が小沢山と居る観光都市なんだなぁと実感してしまった。 夜、暗闇にオレンジ灯が無数に光る。やはりこの宿にしてよかったと思った。 |
2000.3.8(水) |