「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ペルー編

2000.3.6(月)

 朝、目覚めると昨日のまま何も変わっていなかった。体調もそのまんま。起きあがるとだるい。横を見るとうめちんもまだ眠っていたのでもう少し眠ることにする。

 なんとなく気分がよいので出かけてみることに。近くのセビッチェリアでセビッチェを食べてみた。小さな店内に数個テーブルが並んでいて一番奥に腰をかける。隣の席には、若いが化粧のとても濃いお姉さんが二人、うめちんにバシバシ色気目線を送っている。さすがに鈍いうめちんも気がついたらしくそっぽを向いている。セビッチェがやってくると今度は、話しかけてきた。そしてうめちんの取った行動は、スペイン語がわからないフリであった。そそくさとセビッチェを食べ、ぱっと出てきてしまった。「あの姉ちゃん達さ、俺に流し目送ってくんだよ。俺ってモテルンダぁ」と鼻高々に語っていた。「でも、なんかセクシーな格好してたけどさぁ、腹だけポコンと出てんだよ。笑っちゃうよなぁ」だって。なあんだ、見てるところはみてるんじゃないですかぁと突っ込むと、オタオタとあれやこれやいい訳を言っていた。笑える。

 そのまま、アルマス広場を眺め、ウニオン通りを冷やかして歩く。が、体力の続かない私。サーっと流してもういいよと言うところで折り返し、サーっと返ってきてしまった。そして、デッド。

 夜11時30分ころ、日本から来る友達を空港に迎えに出かける。タクシーをていよく捕まえ閑散とした夜のリマを静寂を破って、ボロのビートルをぶっ飛ばす。空港に着き、掲示板を見ると予定より早い到着予定と書いてある。待っている間、空港内をフラフラ歩きまわる。そんなこんなで入国のターミナルに着くと何故か迎えに来た私達がタクシー要らないか攻撃にあう。法外な値段を平気な顔で言う客引きドモに囲まれ逃げ回る羽目に。「自分の車で来てるからいらないよ」と言ってもしつこくやってくる。やっと追い払った時には、飛行機は到着していた。

 柵に寄りかかり、友達が出てくるのを待つ。待つ。待つ。いっこうに出て来ない。不安が頭を過ぎる。もしかして、ロスで飛行機乗り換え出来なかったとか?いや、もしかしてまだ日本にいるかも・・・といろいろ考えが頭に浮かび上がる。1時間いやそれ以上待っただろうか?ひょこっと出口から現われた。発見。無事に捕獲成功。そして、またタクシー要らないか?攻撃を受けるがしっかり友達を捕まえて空港を出る。そして、待っていたタクシーで宿へ。そして、再開を喜びあう。「お互い変わってないねぇ」なんて・・・そして夜は更けていた。

 
2000.3.5(日)