「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ペルー編 2000.2.25(金) アレキパの街は、標高2363m。ペルー第2の都市だそうです。そういえば、市内観光してなかったねぇと思いながら、街にふらふら出て行く。 アルマス広場でふらふらしていると、緑の制服を着た、観光ポリスを発見。写真をいっしょに撮ろうというと、警官の特権でその辺にいたカメラマンを引っ張り出し、私達3人の写真を撮らせると、ニコニコと私達の方に向き直って、あれやこれやと聞いてきた。「何処から来た?ほほー日本か。でー今は、何処に泊まってるんだ?ああ、このホテルなら安心だ。イイ選択だよ。今日は、街の観光かい?それとも、どっか行くのか?昼飯がまだなら良いところを教えてあげるけど・・・ん、もう腹いっぱいかぁ、そりゃ残念だ。え、サンタカタリーナ修道院に行くって?そうか、この道をまっすぐ2クアドラ目だすぐわかるよ。そうだ、この地図をあげよう。どうだい?私達が作ってるんだよ。ははは、誉めてくれてありがとう。じゃあ、スリとか強盗に気をつけるんだよ。なんかあったら私達この辺にいるからね」なんて、親切な人なんだと、感心してしまった。 観光ポリスに言われた通りに進むと大きな石の塀が見えてきた。どうやらこれらしい。ココには、外界との接触を持たず、一生を修道生活にささげた人達が、つい最近・・・30年前位までいたそうだ。要は、たくさんの修道女が軟禁されていたところかな?といったらうめちんに怒られた。 重厚な木の扉に石の大きなアーチをくぐると、小さなお土産屋があり、その奥に鉄格子の柵がしてあった。チケットブースの看板に「ニュウジョウリョウ、1リ12ソル」と書いてある。二人で足がすくみ後ずさり。そのまま下界へと脱走。結局、見ないで出てきてしまった。 修道院の目の前にある博物館にも入って見る。エントランスがやけにおしゃれで変わった土器も置いてある。奥に進むとチケットブースが現われて「ガイドツキ、ヒトリ15ソル」うーーん、ガイドナシじゃダメなの?と聞くと「ガイドガツカナイト、ハイレマセン」はい、そうですかととぼとぼ博物館を出る。結局、何も見れない二人。肩を落としとぼとぼ歩く二人の目の前にお土産屋が現われた。フラッと入って見ると、たくさんのアレパカ製品が並んでいた。その奥に見慣れた物体が転がっていた。白と黒の市松模様に小さな人形が綺麗に並んでいる、ご存知のチェスである。よく見ると、駒の形が白黒対じゃなく色も違っていた。んん?なんだこのチェスは?と眺めていると、奥からお姉さんが出てきて「スペイン軍とインカ軍よ。おもしろいでしょ、買ってよ」とニコニコしている。ナイスジョークに思わず噴出し、とてつもなくこの商品が欲しくなった。前から二人で遊べるゲームが欲しかったし・・・ちょうどイイから買おうよとうめちんに言うと、賛成の手が挙がった。値段を聞くと「38ソル」と結構高い。負けてもくれない。ならば他の店へ。そして、みやげ物屋めぐりが始まった。街中のみやげ物やをめぐりめぐって一番いい駒と思われるものを25ソルで購入。チェスを手にしたときには、外は闇に覆われていた。 今日の夕食は、クイ料理と決めていたので、目をつけていたレストランへ足早に向うが、まだオープンしていなかった。どうしようか?と迷った挙句にクイはあきらめて、安い定食屋へ直行。やっぱり、安くできている二人。帰りにス−パーに寄って物価をチェック。なんと、この国は、自炊する方が高いんでないかと思うほどの値札がどれにもこれにもついていた。あの3ソルの定食は、どうやって作ってんだろう?と疑問に思ってしまったくらいだ。市場で買えばもっと安いんだろうか?とかいろいろ考えてみたが、どうも納得の行く答えが見つからない。今度は、市場に行って見ようと闘志を燃やす二人。もう、そろそろ、外食飽きてきたんだよねぇーーとただ、贅沢なだけだった。 |
2000.2.24(木) |