「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
||
k日記ニカラグア編 99.12.24(金) 今年のクリスマスは、イエスが生まれて二千年。キリスト教徒にして見れば大変な日なんだと気がついた。この島でも何かイベントがあるのか?と聞いてみるが、いや別にの答えが返ってくる。 島のあちこちで、ダイナマイトのような物に1mくらいの棒が刺さった物体や長さ1m、幅10cmくらいの赤い紙につつまった機関銃の弾のようなものが大量に売っていた。島の人間がこぞって買って行く。はて?これはなに・・・と赤い紙につつまった物体を頭に巻いたり、肩から掛けて見たり腰に巻いたりして見たが、ふと先のほうを見ると黒い紐がちょろっと出ている。なんだこれ?ダイナマイトみたいな方も見るとやっぱりお尻の方に黒い紐が出ていた。これってひょっとして・・・ 夕闇が迫る。人々が昼間の暑さから開放され涼しさを求めてわらわらと表に出てくる。そして始まった。何処からともなく爆発音が1つ2つと増え、島のメイン道路は煙と新聞紙のカス、そして激しい爆発音に包まれる。ダイナマイトのようなロケット花火が宙を舞い、子供達がチビロケット花火をこぞって上げる。 深夜近く、やっと花火も収まり波の音と宿からの海に似合う音楽が心地よく流れたころクリスマスを向える。と同時にまたもや「Feris Navidad(メリークリスマス)」の声と共に一斉に爆音が鳴り響いた。いつもおとなしい宿のオヤジまで片手にビール、片手にデカイ爆竹を持ち、うはうは火をつけて道路に投げていた。隣の雑貨屋のオヤジは、ダイナマイトロケット花火を両手に持ち火をつけていた。おいおい、そのままじゃ自分まで飛んでくぞと思ったが、飛ぶ瞬間に手を離していた。ダイナマイトは何処までも宙を舞い最後に2回破裂してどこかの屋根に落ちて行った。子供達のチビ花火もクリスマスと同時に一斉に始まり、うめちんも、ビール片手にうはうは参加していた。そして、誰もが握手をし抱擁しあい心からクリスマスを迎えることを喜んだ。 そして・・・爆竹で耳をおかしくする人と、ダイナマイトロケットと共に宙に飛びたがってる人と、足元もおぼつかない花火を持った酔っ払い多数続出。でも、クリスマスだからみんな許されるのだそうだ。 どちら様もメリークリスマス! |
99.12.23(木) |