「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
||
k日記ニカラグア編 99.12.25(土) 今年のクリスマスプレゼントは、リトルコーン島ジャングルツアーだった。私達とファミリー3人に旅人1人あと嫌な奴とその彼女の8人で船をチャーターしてリトルコーン島にいざ出発。私は、ラマ〜ブルーフィールズ〜コーン島の船旅の教訓などすっかり忘れて出発するまで「Vamo!vamo!(行こう!行こう!)」と一番前に陣取り、はしゃぎまくっていた。でも、短い距離ながらもやっぱり船は船だった。後悔、先に立たずである。 出発して数分・・・壁の様に立ちはだかり、私達の船を上下左右に揺さぶる高波。揺れる度に波飛沫を頭からかぶり頭も上げられない目もあけられない状態に陥る。キャーとかわーとかあと冗談とか飛ばしていたがしばらくすると沈黙の船になっていた。タダ1人、船首で揺れを屈伸運動で和らげ白波をかぶらず、みんなが沈黙の中、平気で冗談を飛ばしていたつわものがいたが、珍しく島につく寸前に限界を突破して船酔いしたらしい。 へろへろになってリトルコーン島に到着。みんな砂浜に倒れこみ、ケロケロしてる奴まで出現。私は、やって来る水飛沫をざぶんざぶんかぶりながら海に落ちない様に船にしがみついているのが精一杯で酔ってる余裕がなかったのか、船を下りた時、珍しくピンピンしていた。 しばらく、海水浴を楽しんだ後、リトルコーン島の探検に出発。人家の庭先で、スターフルーツの発見に始まり、変な木の実やサラダボールになる植物、パパイヤにチビ豚2匹、ココ椰子にバナナ、海に出ればやどかりや椰子の葉の家、のんびり歩く牛2頭等など、人家の裏には広大なジャングルが広がっていた。さながら無人島ツアーかと思ったくらいだ。さんざん、ネイチャーを楽しんだ私達。帰りのも船に乗る事なんてすっかり忘れて楽しんだ。 砂浜まで戻ってくると綺麗な夕日が待っていた。夕日に照らされ輝く海を見ながらリトルコーン島の楽しい1日が終わりを告げる。船に乗りこみ赤い海に乗り出す。帰りも高波でひどいのだろうか?と思ったがそうでもなかった。赤い海が黒い海に変わる。周りを見ても黒いうねりしか見えない。空を見上げると黒の世界に唯一、満天の星空が輝いていた。 海辺でロブスター焼きと焼き肉をしながら語り明かす。メインディッシュは、やどかりのスープ。満天の星と静かな波の音、ゲテモノに喜ぶうめちんと美味しいロブスターを食べるみんなの顔は、幸せで目が垂れていた。こんなロブスターもやどかりも、もう2度と食えないだろうと心底思いながらよく味わって食べた。 |
99.12.24(金) |