「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ニカラグア編

99.12.20(月)

 窓から、暗い部屋に明るい光が差しこんでいる。バンと窓を押し開けると、一斉に部屋中に明るい光が入りこみ、白い壁がきらきら輝いていた。まぶしい朝日をまともに食らい、まぶしそうに目を細めているうめちんの顔も輝いていた。この島に来て以来の快晴!である。 青い空、穏やかなコバルトブルーの海、椰子の木がそよぐ・・・楽園だった。

 隣の部屋の旅人が船を借りて沖に出ようと誘ってくれたがボート屋との折衝に失敗。座礁船がある浜でシュノーケルすることにするが、そんなに魚がいなかったので、隣の旅人と別れいつもの釣り場に場所を変え釣りをすることに。

今日は、天気がいいせいか海が透明で、ふぐやエイ、小さな熱帯魚など無数の魚が泳いでいるのが水面からよく見えた。魚が見えるので断然釣れる気になりはりきって釣りを始めた。この島に来て以来の大漁であった。  

 日が沈み夕陽が海を赤く染める。気分よくホテルに帰る途中、一艘のボートが浜に何かを降ろしている。見に行って見ると、なんと大量の大型ロブスターだった。「うわぁー」二人で目が輝いていた。案の定「これ、買おう」と言い出したのはうめちんだったが私も今日は賛成だったので早速値段を聞いて見るが「これは売れない」さっさか歩き出す漁師さん。なんで?と後をついて行って見ると一軒の家に入っていく。その家を覗き込むと大きなポリの容器に先ほどのロブスターと大量のぶっかき氷を突っ込んでいた。

 なんでも、先ほどの大きいものは輸出用に取ったものだから値段が高いらしい。「こっちなら安いよ」とクーラ−ボックスからロブスターを出してきた。先ほど見たものより一回り小さいが味は変わらないそうだ。安かったので2匹購入して大急ぎで宿に帰り、ビール片手に刺身。ベリーズのキーカーカーで食べられなかったロブスター。一口食べて、目からうろこが落ちた。やっぱりうまかった。 こんなに贅沢していいのかとちょっと心の底で思ったのだった。

 
99.12.19(日)