「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ニカラグア編 99.12.14(火) 朝一番でE-Mailを受信したうめちんが怒って帰ってきた。なんでも妹は来ないことにしたと言ってきたのである。と言うことで、妹との再会は果たせなくなった。しばらくぶつぶつ文句を言っていたが、ようやくあきらめがついたらしく「コーン島に向けて出発しよう」と下を向いていた顔がようやく上に上がった。 荷物をまとめ、背負って見るとはるかに許容を超えていた。重くて自分では持ちあがらなかったのでうめちんに手伝ってもらったが、これを担いで移動なんか出来るのかと疑問に思った。 お世話になったマンゴ荘のオーナーに見送ってもらい、いざ出発。まず、タクシーを捕まえ市街にあるバスターミナルへ向う。ガイドブックによると夜10時発のラマ行きがあるらしい。でも、ターミナルに行って見ないと出るかどうか分からない。 ターミナルに着くとおんぼろバスが数台とまっていた。ラマ行きのバスをうろうろ探していると、物売りの子供が寄って来て「どこに行くのか?」と訪ねるので行き先を述べると、一番おんぼろそうなバスを差して「あれだ」と答えた。忙しそうに荷物積みをしているオヤジに「ラマに行くか?」と訪ねるとチケットを渡されお金を取られ、荷物を屋根荷台にもって行かれた。 さてさてとバスに乗りこみぼう然。本当にこれに朝まで乗るのか?その辺を走っている市バスといっしょじゃないかぁとおんぼろ加減にあきれてしまう。しばらく待つと、運転手が乗りこんで来た。出発するらしいが一向にエンジンをかけない。はて、出発しないの?と思っていると音もなしにするするとバスが動き出し、しばらくしてブルン、ブルブルルとエンジンが掛かって走り出した。押し掛けしなきゃエンジンが掛からないバスを旅客に使うなんて・・・さらに追い討ちをかけたおんぼろ加減を思い知らされた。馬よりもとろかった。後から出発したバスに負い越され、後ろから追い上げてきた乗用車にも負いぬかれる始末。本当に朝までに着くんだろうか?としばらく眠れず闇に浮かび上がる広大なニカラグアの大地を見ていたが、いつのまにか眠ってしまっていた。 |
99.12.13(月) |