「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ニカラグア編 99.12.13(月) めずらしく、うめちんに起される。「今日は、待ちに待った月曜日だから、いっぱい行くところがある」といって眠い私を揺さぶり手を引っ張って起そうとする。珍しい事もあるもんだ、大地震でも起こらなきゃいいが・・・なんて思いながら起きて行く。 バスを捕まえツアーエージェンシーが集まるパルケエスパーニャへ。結構大きなツアーエージェンシーがあったので入ってみる。15日の便はいくつか空いてるが料金が高い。学生割引がきくか?と聞いて見ると「こちらではなんとも言えない、シアトルの方で聞いてくれ」とあいまいな回答。あまり親身に聞いてはくれなかったので、予約を入れずに便名と値段だけ聞いてシアトルの方で予約とお金を払ってもらうことにしようとそこを出る。 両替商に寄ってチェックを両替してもらって、歩いてセントロに向う。途中、小さなツアーエージェンシーがあったのでここでも聞いてみることにする。ドアを押し開けると、冷たい空気がこちらに向って吹いてくる。ああ、気持ちがイイ。中を覗くと、小さいながら結構な客がいる。それを一人のおねえさんがさばいていた。 しばらく待つと、順番が廻ってきたので、一生懸命働くおねえさんに事情を説明するとすぐ、オンラインで調べてくれ、ここで予約してシアトルでチケット渡しも出来るとの事。しかも、トップシーズンなのに10%の割引もしてくれて、いろいろ親身に話しを聞いてくれたので、予約だけ入れてお金の件はまた後で来るからと言い残してそこを出た。小さいからと言ってばかには出来ないものだと思った。 予約も入ってホッと一息できたうめちん。さて、今度は、シアトルに電話をしなければと電話局へ向う。強い日差しを木陰、木陰と避けながら歩く。どの位あるっただろうか?日が傾きかけているころ、ようやく電話局のでかいアンテナが見えてきた。時計を見ると4時ちょっと前だった。 電話をかけてくれるカウンターで、名前と電話番号を言ってしばらく待つ。たくさんの人だかりの中2人の交換手が忙しそうにヘットホン型の電話で番号と名前を言っている。「あなた、5番」と言われ5番の電話に向って行くと5番の電話がリーン、リーンと鳴っていた。受話器を取りもしもしと数回言っていたがちゃんとつながったらしい。うめちん、大喜び。顔がほころんでいた。 用件を伝え、話しをしていると突然うめちんの顔がしかめっ面に変わったかと思ったら受話器をカチンと置いて「切れた」と一言。始めに5分と言っておいたので電話局の方で勝手に切られたらしい。でも、用件が伝わったので一軒落着。かと思いきや、妹は行くか行かぬか迷っているとの模様。うめちんの心は晴れないのであった。 電話局をでて、近くのマナグア湖に向う。傾きかけた日に照らされ輝くばかりのマナグア湖が見えた。遠くには、緑生える山々が連なる。しばらく眺め、日が落ちきらない内に来た道を戻る。 夜、妹からの返事を待つ兄。しかし、一向に電話はならなかったのであった。 |
99.12.12(日) |