「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記メキシコ編 99.9.6(月) 朝起きて外を見ると雨がしとしと降っていた。今日は何をしようか?梅ちんをたたき起こし「今日は何する?雨降ってるけど。」と聞いてみる。「ミイラ博物館に行こう。」と返ってきた。梅ちんは、自分の仲間がそうとう見たいらしい。グアナファトと言えばミイラというほど有名なんだそうだ。グアナファトの乾燥した気候と鉱質な土の関係で遺体埋葬後、数ヶ月でミイラ化してしまうらしい。しかも、ここの市営墓地は敷地が狭いという理由で5年間しか墓地に眠っていられない。その後は、埋葬継続料を払わなければ掘り起こされて、見た目GOODなものはミイラ博物館へ展示され、見た目BADなものは焼却されてしまうそうです。確かに、皮とか髪の毛とか歯とかちゃんと残ってるものとかだいぶ梅ちんと同じ骨皮筋衛門がずらずら並んでいた。が、私としては、きれいにミイラ化してるからといって、真っ裸で骨皮筋衛門の自分を見られるはいい気分じゃないと思う。というか嫌だ。でも、この町の人は、死んだらミイラ博物館へ展示されるのが夢なんじゃないか、いや一種のステータスってやつかもしれないとも思った。 この町に来て日本人によく合うようになった。そういや白人さんも結構多い。やっぱりここは観光地なのだ。ミイラ博物館でも2〜3人見かけた。って言うか見るべきところが少ないので会ってしまうだけかもしれないが・・・。 ミイラ博物館へ行った帰りにテキーラを一瓶買って上機嫌の梅ちん。はっと飲むコップがないことに気づき慌てて町中を捜す梅ちん。「テキーラコップは、どこに売ってる?」って言うスペイン語を速攻おぼえ聞いて歩く梅ちん。が、なかなか見つからない。あきらめかけたそのとき一軒のおみやげ屋で安いおっぱい型のテキーラコップ(?)を発見してますます上機嫌の梅ちん。テキーラが飲みたいがためにこんなに熱心になれる梅ちんは今テキーラを飲めてとっても上機嫌である。引張りまわされた私は、ちと不機嫌モードに突入していたがニコニコしている彼を見ていると不機嫌なのが馬鹿らしく思えてくるから不思議である。ということで、今日も散々歩いて(石畳を歩くのは疲れる)疲れたのでこの辺で、では、また。 |