「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記メキシコ編

99.8.31(火)

こんにちは、Kです。 朝、起きると車窓は草原に変わっていた。昨日見たときは砂漠だったのに・・・だいぶ内陸に入ってきたみたいだ。昨日、いっぱいだったメキシコ人は半分くらいに減ってしまっている。夜中にどこかで降りたらしい。運転手は、一夜走ったというのに朝から陽気に歌なんぞ歌って、ハンドル放して踊ったりもしている。なんだか楽しそうでいいなぁなんて思いながら、外を見ると牛や馬が野放し状態で草を食っていたりする。こんなところもあるんだなぁと心がのほほんとなる。 朝なのでお腹が減ってきた。そのうちそこかでとまってくれるのか?が、一向に止まってくれない。そのうち車窓は草原から低層のジャングルにどんどん山へ分け入ってるようだ。

そのうち湿原が現れたりうっそうとしたジャングルになったりといろんな顔を見せるが朝ご飯を食べれるような町が出てこない。腹減った。結局、10時過ぎにドライブインらしきレストランにやっと止まってくれてご飯にありつけたが約10分しかくれない・・・急いで食べる。人心地ついたらやることがなく外を見てるうちにまたうとうと寝てしまった。 ふっと目がさめるとバスの中は、運転手2人とメキシコ人4人と私たちの2人だけになっていた。しかもはじめから乗ってるのは私たち2人と運転手だけ。一気に南下する人は少ないらしい。 車窓は夕日が夕闇に変わろうとしている。オレンジから紫へそして・・・夜がやってくる。もう、20時間走ってるがまだつかないらしい。あと、どれくらい?と聞くと8時間位かな。ということは10時にはつくであろう。遠く峠の空では雷がなっているらしくたまに明るく光る。そのうち雨が降り出しバスの真上で明るく光り出す。峠をもういくつ越えただろう。 バスの時計はプエルトぺニャスコを出たときからなぜか2時間進んでいた。狂ってると思っていたがグアダラハラのセントロカミオネラの時計も2時間進んでいた。時差があるらしい。もう、深夜の12時30分になろうとしている。今夜の宿はどうしよう?タクシーの運ちゃんにセントロで自由市場の近くの安宿に連れていってもらい本当に安かったので泊まることにする。実に28時間のバス旅、疲れた・・・。

99.8.30(月)