「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記メキシコ編 99.8.30(月) こんにちは、Kです。 安心しきったせいか朝、目覚めたら10時だった。起きていったらオジサンが朝食を作ってくれた。チョリソ(ここでは、ひき肉にスパイスが入ったものを言うらしい)をいためて卵を入れさらに炒めたものをトルティーヤでくるんで食べるメキシコの家庭料理らしい。名前は、忘れてしまったです。はい。 今日は、オジサンが海につれていってくれるとの事。ここまできて海を見ない手はないのでありがたくつれていってもらうことにする。 水着に着替えいざ出陣!トラックの荷台でさんさんと降り注ぐ太陽と熱風を浴びながら海へと走る。禿山と禿山の間の道を抜けると遠くに船のマストがちらちら見えたかと思うと突然エメラルドブルーの海が目に飛び込んでくる。ここは、本当に砂漠の町かと・・・きれいだ。こんなにきれいな海なのに、とても広いパウダービーチには、5〜6人しかいなく貸切状態で泳げた。この旅行にでてはじめてリフレッシュしたような気がする。 夕方6時、グアダラハラへのバスが出発する時間がやってきた。こんなに親切にしてくれたオジサンともお別れである。「アミーゴ、またきてくれ」と住所を交わし、友情の抱擁をする。別れがちと悲しくなった。旅先でこんな親切に会えることって少ないと思うと心がジーンと熱くなる。「アディオスアミーゴ」また合える日まで・・・。 さあ、これから長いバス旅の始まり、24時間くらいバスに乗りっぱなしらしい・・・こんなに長い時間、バスに乗るのは初めてだ。今まで暑かったので半そで半ズボンで1リットルの水を買い軽い気持ちで乗りこんだ私たち・・・これが後で悲惨な結果になるとはなぁ・・・ 砂漠を真っ赤に染める夕日を背に陽気な運転手と共に一路グアナダハラへ。走り始めたころはまだ日差しが強いのでクーラーががんがんにかっかっていてもさほど気にならないが、辺りがどんどん暗くなりウトウト眠くなり始めたころがんがんのクーラーはバスを冷蔵庫いや冷凍庫にかえてしまった。骨と皮しかない梅ちんは、がたがた震えだし、寒いよーの連発。さすがのわたしもちょっと寒い。これでは夜半には凍死してしまう。他の奴らは寒くないの?と辺りを見回すが平気な顔して眠っているましてやいびきをかいて寝てるやつさえいる。肉がつきすぎかそれとも皮が厚いのか?恐るべしメキシコ人。運転手にクーラー止めてくれといっても10分位だけ後は振り出しに戻ってしまう。このままでは・・・そうだ、行きの飛行機でブランケットもらってきたよ。これだ。と思い、バスターミナルで止まったとき無理やり荷台を開けさせ一軒落着。これで凍死しなくてすむ。空には満天の星とライトを便りにバスは110マイルですっ飛ばす。
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99.8.29(日) |