「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記メキシコ編 99.8.29(日) 監獄のような部屋を後にして、近くのレストランでパンとコーヒーの朝ご飯を食べ、セントラルカミオネラ行きのバス乗り場へ。数台バスが止まっていたが程なく見つかり乗っては見たもののとっても遅い・・・。9時発のバスに乗れるのか不安になったが途中からスピードが出てきたので余裕のよっちゃんでカミオネラについた。 約5時間でプエルトぺニャスコに着く、がとっても小さい町らしくセントラルカミオネラもただのほったて小屋。海もどこにも見えない・・・。仕方がないのでホテルを探すことに。しかし、ここは異常に暑い、何で? そういえば、バスの車窓が岩の山から土漠そして砂漠に変わったことを思い出す。海が近いのも暑い内の要因かな?とテクテク歩き出すこと1時間・・・ホテルが見つからない。途中、あちこちで聞いては見たがあっちだこっちだというばかり。暑さのなか20kg(梅ちゃんは30kg)近くの荷物を持って歩くのはしんどい。ひーふー言いながら一息つこうとオープンカフェのようなレストランでどうしようと話していたら、遠くから一人のオジサンが英語で声をかけてきた。「aer you from ?」「japan」と答えたら、今度は椅子を引きずってよってきて。いろいろ話し出した。「こんなところで何してる」「旅行だ」「これからどこに行くんだ」地図を取り出して旅程を説明する。「そうかそれはすごいな。ここのあとのプランは?」「チワワ鉄道に乗ろうと思ってる」「チワワ鉄道?あれはもうないよ。キャンセルされたんだ。チワワに行くにはバスがいい」「え!チワワ鉄道ないの?」「そ、あれは、金がなくてなくなったんだ。」チワワ鉄道がメキシコ北側の最大のメインだと思ってたのにどうしよう。「ここから一気に南へ下ろうか。」「そうだね・・・でも、ここからじゃバスないんじゃないかなぁ」「メキシコシティーに行くの?多分ここからバスあるよ。」「ホント。」「じゃあ、一気にくだろう。」「俺の車でセントラルカミオネラまで送ってってやるよ」「え!ホントー!グラシアス」で、暑い中、重い荷物を担いで1時間歩いた工程を5分で戻る。 メキシコシティー行きはないがグアナダハラ行きのバスが6時にあると言われたが、今日は疲れたのでここに1泊することにした。先ほどのオジサンが「ホテルにつれてってやるよ。おまえらが言うとぼられるかもしれんから。」「エー!ホント!グラシアス」なんて親切なオヤジなんだ。 一番安いホテルで20ドル・・・それを聞いたオヤジが「今日は家に泊まってかないか?エアコンはないけど・・・」「えーほんと!エアコンなんてノープロブレム。シ、シ、グラシアス」ということでどこまでも親切なオジサンの家に泊まることになりました。よく聞いてみるとこのオジサン、この町でカンフーを教える先生で、とっても強い人だったのです。中国の針や気功なんかも勉強してるらしい。その夜は、カンフーの話や日本の話、ロスの話などで盛り上がる。この強いオジサンのおかげで今夜は、旅行にでてはじめてぐっすり眠ることが出来た。 |
99.8.28(土) |