「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記インド編

2001.5.24(木)

 レストランに行く元気がない梅原一家。お父さん達の部屋でルームサービスを頼んで夕食にすることにした。タンドリーチキンにピザ、カレーやら飲み物やらたくさん頼んだにもかかわらず。30分足らずで料理を運んでやってきた。

 レシートを見るとボールペンで料理と酒の値段が書いてあり、非常に汚い字で足し算をした数字が書いてあった。うめちんは498ルピー?だと思い、500ルピー渡そうとした。するとボーイは「598ルピーだ」と言う。そうか、と何も考えずにもう100ルピー渡したうめちん。タンドリーチキンを持っていた手が止まった。そして「ん、待てよ料理が250ルピーで飲み物が150ルピー位でどうして600ルピーになるんだ?あーあの野郎、やけにニコニコしてると思ったら・・・レシートも置いていかなかった」料理を追加すると言うことで、もう一度、彼を呼び出すうめちん。料理を追加した後で「ちょっとさ、さっき払った分のレシート貰ってないんだけど、あれがないと困るんだよ。だから、持ってきてくれる」そう言うと「え、さっきのレシートですか?・・・この料理の分といっしょにもってきます」彼は、すぐ、悟ったらしい。数分で戻ってきてこう言った「キャッシャーの間違いでした。追加の料理と相殺して足りない分払ってください」と。前のレシートを見ると料理326ルピーと飲み物173ルピーと機械で印字プリントされていた。どう考えても、498ルピーにしかならない。が、ボールペンで計算されている4の数字の上と下に、後から付け足したように薄く線が引いてあった。4とも5とも取れるように彼が付け足したのだろう。ギロリと睨むと再び「キャッシャーが間違えたんです」とインド人お得意の責任逃れをした。そして、追加分の料理代を相殺した金額を彼に渡すとそそくさと部屋を出ていった。

 「よくやるよなぁ」などと言いながら、そのレシートを見て再び驚いた。頼んでもいない料理が紛れ込んでいる。安い物だが、さっきのこともあったので再び言いに行くと「キャッシャーの間違いだ」とあっさりとお金を返金してくれたが、絶対、誤らない。ムムム・・・油断ならぬこのホテル。これからは、しっかりチェックしないと。前のレシートを見たが、だまされたのは今回が初めてだったようだ。こんなにちゃんとしたホテルでもそういうことするのね。やっぱりインド人はインド人だった。

2001.5.23(水)