「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記インド編

2001.5.4(金)

 ・・・前日のつづき・・・

 久美子ハウスに女の子がたくさんいる時期があった。それは、日本人女性だけではなかったがとにかく男と同等の数がいたようだった。そんな中のある朝食時に彼は私に同じ事を聞いてきた。「グットモーニングって日本語でなんて言うの?」叉かと思った。取りあえず、その日は答えた。そして、日本人女性たちに向かって「おはよう」を連発していた。次の日も聞いてきた。さすがに押し黙ってしまった。うめちんが代わりに答えていたが、私たちをダシに使うのは、いいかげんやめてくれと叫びたかった。

 もうすぐ夕飯どきだった。すらりと背の高い白人女性がドミにやってきた。彼女は「ネパールで会った友達がここにいるはずなんだけど、知らない?」と特徴を片っ端から並べて聞いてきた。「さあ?」と首をかしげる私達。「ごはんにしましょー」と久美子さんが叫んでいた。ご飯をドミに上げ終わった頃、のんびりと彼が上がってきた。いつものことだった。すらりと背の高い白人女性が立ち上がって、彼の名前を呼んだ。なんだ、彼の友達かぁ。彼女は、なぜかドミから荷物を持って彼の部屋に移動していった。ネパールからわざわざ彼を追っかけて来たの?そのようだった。

 そんなこんなで、彼の部屋には毎日のように別の女性が出入りしていた。ものすごいきれいな人もいれば、少々小太りの人、目が釣りあがったいかつい人等など・・・だれでもいいのか?と思えるほど毎回、種が違っていた。

 彼は、寂しいのね。そう思うことにして、無視をしていた。 ・・・つづく・・・

2001.5.3(木)