「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記インド編

2001.4.20(金)

 私達の先生は、カルカッタに出かけて行ってしまった。来週まで帰らないのでそれまでレッスンもお休み。でも、練習はしないと・・・無意識でタブラをたたく。無意識でシタールを弾く。何時間も何時間も。はっと気がつくと指が腫れていた。うめちんの指も段がついて真っ黒になっていた。暑さがじんわり私達の肌を包み込む。涼しいところに避難しようかぁ・・・でもなぁ・・・けだるい会話が交わされる。ベットに横になると眠気が襲う。扇風機が熱い空気をかき回す。ワタシハ、イッタイ、ココデ、ナニシテルンダロウ?答えの出ないまま眠ってしまっていた。

 目を覚ますとだるかった。肩に重い石を乗せられ、胃の中にはいが栗を詰め込まれたような痛さがあった。腹もドーンと重く、立ち上がると鈍痛が全身を駆け巡る。そのときから、体調が悪くなったようだ。明日には、治るだろうか? 病人のごとく再びベットに横になる。このまま治らないでここで死んだら、ガートで焼いてもらってガンガーに流してもらえる? それも、いいか?とちょっと思った。

2001.4.19(木)