「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記インド編

2001.3.22(木)

 3人を乗せたリクシャは、のろのろと駅への道を走っていた。ようやくたどり着いた駅でサルーナート行きのバスを探す。程なく見つかり空いた車内へ乗り込む。隙間もないほど満杯で出発したバス。そのチャンが渋い顔をしている「ねえ、この人の股間が肩に当たるんだけど・・・気味悪い」見れば禿げあがったちょっと小太りのオジサンだった。窓際いっぱいに詰めてそのちゃんをこっちへ引っ張るが、なぜか彼も一緒にやってくる。結局、そのチャンが前かがみになってなんとか回避。困ったインド人どもだ・・・

 なんとかサルーナートに到着。そして、私達を待ちうけていたのは、あの法外な外国人料金だった。最後まで文句を言っていたうめちんを何とか説き伏せていっしょに世界最大のストゥーパ(卒塔婆)を見に行く。それは、大きかった。でも、これだけのためにUS$5は高いだろ。後で判ったが、隣の寺院と公園からただで見られたようだった。さらに悔しがるうめちん。そんなうめちんを見てあきれる私。そして、そんな私達を見て「まあまあ」と間に入るそのちゃん。ペルーの時となんら変わらない光景が展開されていた。

 見るものがなくなったので、そうそうにバラナシへ帰ることにする。

 「映画でも行こうか」そんな言葉に映画館めぐりをする3人。一つ目の映画館は、エロ映画らしかった。ご婦人にはちょっとと言う言葉に、リクシャに別の映画館へ走ってもらうが、そこもエロ映画だった。同じく、ご婦人にはちょっとと言う言葉に、再びリクシャに乗る。三つ目の映画館は中国映画だった。どうせ見るならインド映画でしょ。と言うことで3つ目の映画館で教えてもらった映画館へリクシャを走らせる。が、なんと休みだった。ガーン・・・結局、無駄足に終わる。とぼとぼ、宿への帰途へつく。

 ああ、今日も暑かったなぁ・・・夕日に染まるガンガーはいつもと変わらない流れだった

2001.3.21(水)