「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記インド編 2001.2.16(金) 目の前に扇風機。白い屋根が間じかに見えた。ガタンゴトンと静かなゆれが心地よく朝の眠りを誘う。インド人が、せっせとベットの片付けをして、朝の身支度を整えている。朝の光が車内差し込む。こんな、すがすがしい朝なのにものすごくイライラしていた私。それから次第にイライラが募り、怒りに変化する。そして、寝台の一番に寝転がり、誰とも話をせず、何も食べず、車窓も見ないで小説を読む。さすがにそれでは、もったいないと思った私。時々、下へ降りては、デッキで一人景色を見る。広大な土色の大地にまばらな木々。ポツラポツラ建っている家に、畑仕事をする人々。流れる景色をデッキで独り占めという贅沢。でも、私の怒りは収まらず。そのまま、眠りに入る。 |
2001.2.15(木) |