「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記グアテマラ編

99.11.21(日)

今日は、買物日。まだ、腹が痛いがチチカステナンゴという村の市に行くことにする。木曜日と日曜日に市があって、ウイピルやコルテその他いろんな物が相当安く手に入るという話しだ。

天気がよいのでパナからピックアップトラックでソロラまで行く。アティトラン湖とサンペドロ火山がすばらしくきれいに見え、途中の岩肌からは、ものすごい勢いで水が落ちる滝も堪能できた。先に出たバスやトラックもごぼう抜き、バスでは見られないすばらしい景色にも出会えた。

ソロラでチチカステナンゴ行きのバスを捕まえる。軽快に出発したかと思いきやこのバス、トロかった。 やっぱり、山道を登ったり降りたりするが、チチに行く道は、またすごい。しばらく畑が広がる農村部をとろとろ走っていたが、いつのまにか山深くなってきて、360度はあろうヘアピンカーブしかも勾配がきつい。そんなカーブをおりゃと気合でハンドルを回す運転手のおじさん。そんなハンドルさばきを見ているうちにチチについていた。

バスを降りるとそこはもう、市だった。たくさんの掘建て店が軒を並べている。早速、物色。ウイピル、コルテ、糸、食器に野菜、くだもの、ありとあらゆる物が所狭しと並んでいる。あまりにも並び過ぎて、どれにしようか?目移りしてしまう。

気に入ったウイピルがあったので値段を聞くとやっぱり法外な値段を言ってくる。でも、どんどん値が下がる。帰る振りをすると、またまた下がる。結局、こっちの言い値で買えてしまう。

そんなこんなで、ウイピル2着、コルテ1着、チョッキ4着、織物道具1式、縛り人形2ヶ、箱入人形2ヶ、コルテ押さえ1ヶと大量に買ってしまった。すっかり財布も空になり、大荷物を背負って、バスに乗りっこむ。帰りのバスは、乗換えがあるが途中まで、スピード狂の運転手で異常に速かった。

パナのメイン通りを宿に向ってとぼとぼ歩いていると、パナ初日に会った安いウイピル屋のおばサンに出会う。思わず足を止め、品物を見始めてしまった。あ、イケナイ!!うめちんの目の色が変わってる・・・と思ったら、財布にお金もないのに予備金で、また2着ウイピルを買っていた。こんなに買って・・・すごい荷物だ。こんなにバックパックに入らないよ、どうすんのかしら?と思ったが、どうにかするしかない。

夕食後、試着会。一式着てみたがなんだか恥ずかしい。宿のおかみさんに見せたら、引っ張って連れて行かれ宿のファミリーにお披露目。やっぱり恥ずかしい。いっしょに写真を撮り、そうそう退散。でも、ホントにフレンドリーでいい宿だ。宿のファミリーは、みんな親切、部屋も広くてきれい。パナにくる旅人がいたら教えてあげようと思う。

99.11.20(土)