「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記エルサルバドル編 99.12.1(水) 「チノチノ」と中米のどの国でもよく言われたが、この国では「チノチノ」に加えて「チョンチンカントンハー」とかよく分からない、いや多分中国語的な言葉を唱えらる。へ?!なに?とぽかんとしていると「チノ!チャンチョンチャンチンハー」とまた唱え、拳と手のひらを合わせて少林寺お辞儀までしてくる始末。 ある時は、手や足をカンフーの真似事のように動かし、変な呪文を唱えて去って行く。そんな人もいた。「チノじゃないよ、ハポンだよ」と言うと態度がだいぶ変わって「ああ、そうですか」とやっぱり少林寺お辞儀。周りのみんなに「日本人だってよー」とふれまわる輩もいた。 まれに、目が肥えている人がいて私建ちが、日本人とわかるらしく「こんにちは」とか「さようなら」とか言ってくる。子供は、遠目にじっと見ていたり・・・にこっとするとにこっとはにかむ子供もいれば「チノ!」と言ってくるかわいくない子もたくさんいた。子供ばかりではなく老若男女のすべての注目の的である。 多分、街を歩っていても外人に行き当たらない。ほとんどと言っていいくらい、いないのではないだろうか?そんなこんなで私たちは目立つのだろう。しかも、三つ編み頭に派手な帽子じゃ余計忘れられないのだろうか?たった2日しかいないのに顔を覚えてる奴がたくさんいた。 それに、すました顔して私建ちに気付かない振りをしながらちらちら見ている人もいれば、次ぎは何するんだあいつらと行動の一挙一同を見ている奴もいる。私立ちの行動にギギギギギと首が付いてくる感じだった。でも、たとえ「チノ」と言われても遠目に見られてもそんなに嫌な感じがしない、というか陰気な感じがしないのだ。エルサルバトル人は、基本的に陽気な人種なんだろうと思う。 たとえば、写真を撮っていい?というと、喜んで応じてくれる。金の請求はしてこないし、撮ってくれと言う人までいる。不意にシャッターを切ると「なに?写真撮ったの?」と恥ずかしそうにはにかみ、周りの人達と「そうだよ、あんたを撮ってたんだよ」とか「びっくりしたわよ!!」と笑って話したりしている。笑ってる人が多いのだ。 いい人達だ・・・と思ったのでした。 街をふらつきホテルに帰ってくると、うめちんがぐったりベットに横になっている。どうしたの?と聞くとなんだか具合が悪いと言う。熱を測ると多少熱がある。気分も悪いらしい。何かに当たったのか?それとも単なる風邪か?わからない。ご飯を食べようといっても食欲がないらしい。いつもならどんな病気でも食欲だけはあったうめちんなのに・・・これは変だ?!偏った食事のせいか体力が落ちているのではないだろうか?とにかく寝かせると、すーと寝てしまった。 |
99.11.30(火) |