「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記エルサルバドル編

99.11.29(月)

またもや、この国の復興の凄さを見せ付けられた。とてつもなく、これからのこの国の発展を見たような気がした。それは・・・横浜のクイーンズスクエアや千葉のららぽーとにも匹敵するショッピングセンターだった。

セントロからバスに乗り、5分くらいの所にそれはあった。ごみごみと建物や露店がひしめき合う地域を少し走り、とあるカーブを曲がると景色が一変した。道は、でこぼこがなく幅に余裕のある2斜線。しかも、歩道も広く、椰子木が等間隔で綺麗に植えられている。

郊外型の大きな店舗や芝が張り詰められた公園などがポツラポツラ見えてくる。そんな、道をしばらく走ると、広大な緑の芝生の広場に大きな赤い建物が見えてきた。なんだあれ?と思ってるうちに「ここだ」とバスを下ろされる。

「ここはホントにエルサルバトル?さっき私達がいた場所は何?」と思うほど、セントロとのあまりの違いに、赤い大きな建物をぽかんと口を開けて見てしまった。あ然としてる二人を見て「あれがショッピングセンターだ」と赤い建物を指差して助手クンがにこっと笑って答えた。どこか得意げが混じったような笑いでもあったが・・・。

早速、見学に行って見る。平日なのに凄いたくさんの人がショッピングをしていた。メインのショッピングセンターは、3階建で通路と通路を挟んだ対面式で真ん中は3階ぶっとうしの吹き抜けになっている。エレベーターは、ガラス張りの外が見えるもの。エスカレーターも吹き抜けについていて周りがよく見えておもしろい。しかも実にいろんな種類の店が軒を連ねている。

もちろんファーストフードコーナーあった。フリーの机と椅子がたくさん並び、その周りにぐるっとファーストフード店が並んでいろいろ選べるようになっている。

こんな風景日本で見たなぁ?ああ!!と思ったそのときから、ショッピングセンターをとぼとぼ歩っていると、横浜のクイーンズスクエアか千葉のららぽーとを歩ってるような感覚になってしまった。

ファーストフードを食べていると、八景島のペリカンデッキでご飯を食べているような感覚に。まったく日本にいるような錯覚に陥ってしまった。なんて事だ・・・と日本人が設計したのだろうか?建物の作りまでそっくりだった。しかも、日本と同じく観光地並みの物価。そんなところもそっくりだった。

赤い大きな建物は、どうやら映画館らしかった。斬新なデザインで存在感が在る。同時に5本も映画を見れるらしい。しかも郊外店舗型だけあって大型の駐車場が付属でついていて、建物の周りは芝の広場になっている。

こんな建物を横浜のクイーンズスクエアと同時期に建ててしまうなんて、この国は本当に5年前まで内戦やっていたんだろうか?と今日も頭を抱えてしまった。

 
99.11.28(日)