「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記エクアドル編

2000.5.31(水)

 今日も朝から車屋巡り。昨日、さんざん歩きまわったおかげでちょっと足が筋肉痛気味だが、がんばって歩く。数件目の車屋さんで、程度のいい韓国製のkバンを発見。値段を聞くと6000USドル(約63万円)。ちょっと高いが、試乗させてもらう事に。店の回りをぐるっと一周。なかなかと言う青山さん。取り合えずまた来ると言って車屋さんを出る。

 今日は、このへんで車屋回りを止め、ショッピングセンター「セーセーイ−」に行こうとバスに乗る。車窓をぼんやり見ている、なんとなく車屋を探す目に、1つの車屋の一台に目が止まる。あーと叫び指を差し、うめちんの肩をたたき、見て見てと顔を窓に持ってくる。そして、バスを停め飛び降り、車屋へ。それは、店の位置奥にちょこんと停まっていた。黄色い車体に、赤のストップマーク、ボンネット型のかわいい小型スクールバス・・・。なんとなく運命的なものを感じた。

 店の人が出てくる。「これは、一体いくら?」と聞くと「5300USドル(約55万円)」ム、ム、ム、安いかも・・・ほッ欲しい!!スクールバスで南米一周だなんて夢みたいだ。これぞ、マジックバスだよ!!3人の顔がほころぶ。エンジンをかけてくれという私達の希望に快く答えてくれた店員だったが、なかなかかからないエンジンにちょっと不安になり、やっとかかったエンジンはアイドリング中に切れてしまうと言う、相当不安が残るぼろい品物だった。

 「いや、いまバッテリーがないし、ガソリンもないから、かからないんだよ」と言うので「明日、までに走れるようになる?そしたら、試乗させて欲しいんだけど、いい?」「もちろんだよ、何時に来る?」「じゃあ、2時に来るから」と店を出る。

 宿に帰って、その話をすると、あれやこれやまた夢が膨らんだ。でも、ホテルスクレの従業員カルロスにその話をすると「そんな燃費の悪い車、止めた方がいい」と言うばかり。悩む私達。夢を選ぶかガソリン代をとるか・・・両方かなえられないものか?どうしよう?

 
2000.5.30(火)