k日記エクアドル編

2000.6.1(木)

　みんなで意気込み、バスの試乗に出かける。約束の時間に車屋へ行くと、なんと閉まっていた。はて、なんで閉まってるんだ？昨日、約束したのに・・・呆然と立ち尽くす私達。すると、店の奥から2人の男が出てきた。でも、私達には気がつかない。「おおーい、開けてくれ」と叫ぶと、気がついた１人がやってきた。

　「なんか用か？今、昼休みなんであと、３０分したら来てくれ」「なにー、昨日2時って約束したじゃないかぁ」「何の約束だ？」「2時にあの黄色いスクールバスの試乗をするって、約束したんだ」「・・・あのバスか？」「そうだ」すると勝手口のような小さなドアを開け「入れ」と手招きした。

　バスに乗りこみ、エンジンを掛けてもらう。やっぱり掛からない。ちゃんと動くようにしておくって言ったのに・・・それに、バスの前にこんなに車があったら出っれないじゃないかぁ・・・2時って約束したのに。

　しばらく、エンジンをいじる従業員。ようやく、安定したエンジン音が聞こえてきた。さあ、出発しよう。前にあった数台の車を動かし、そろそろと走り出したスクールバス。そして、公道へ。結構、快適な走りに感動。ますます夢が広がる。「君達、これでどこ行くの？」と店員が聞く「南アメリカ全部だよ」「全部・・・そうか、何人で行くんだ？家族か君達は？」「いや、友達8人位で旅行するんだ」「・・・そうか」それきり、何の質問もなかった。半ば呆れ顔、でも、笑っていた。

　試乗を無事終え、また来ると言って店を出る。本当に悩みどころ。いいなぁ、スクールバス・・・