「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記コロンビア編

2000.6.24(土)

 湿気、湿気、湿気。嫌いなものの一つ。朝起きると、湿気のせいで体中がだるく、顔がむくんでいた。気分も落ち目である。

 重い体と心を引きずって、サンフェリペ城砦に向かう。高い入場料を払って、城砦を登るとカルタヘナの新しい街と古い街がよく見えた。そして、灰色の海も。この城砦の地下には、幾重にも伸びた迷路があった。まさにRPGの世界が広がる。同然、うきうきダンジョンに入り込む私達。青山さんを斬る真似をして「妖怪プルポ(蛸)を倒した」などとふざける。なんだか楽しい。さんざん、多湿気で暑いダンジョンを歩きまわって、疲れてしまった。

 そして、釣り。眺めのいい展望台に陣を取る。そして、投げる。潮風が頬にあたる。湿気を含んでいるが、気持ちがイイ。

 糸を垂れる事、数分。猪飼さんが小さいけれど1匹ゲットした。それから順調に魚をゲットする猪飼さん。うめちんも青山さんもそれぞれにゲットしていた。もちろん私も。ふと見ると、私達しかいなかった釣り場に突然現われた1人の釣りオヤジ。大きな魚を大きな針につけブンブンブンと振りまわし糸をほおっている。あんなんで釣れるのか?そして、数分後・・・なんと大きなウツボを釣ってしまった。ヌラヌラと身をくねらせるウツボを持ち、自慢するオヤジ。あんなの釣ってどうするのかと思いきや、釣りを見に来た人来た人に自慢をするだけで、自分では食わないと言う。じゃあ、私達に頂だいと言ったら、快く、くれた。

 今日は、大漁だ!!さばいて、フライにする。当然、ウツボもフライにする。初めて食べたウツボは、身が柔らかく、小骨が多いが、結構、美味しいかった。釣り、ダンジョン、美味しいご飯。なんてご機嫌な一日。なのに・・・鏡を見て仰天の私。あんなに雲っていたのにもかかわらず、私の肌は、Tシャツの形にくっきり焼けていた。そして、大量のじんましんも出現していた。昨日は、湿気。今日は、痒さとほてりに悩まされて寝るのか?一体、何時になったら安眠ができるのだろうか?少し落ち目で今日が終わる・・・

 
2000.6.23(金)