「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ブラジル編 2000.9.26(火) のんびりできたボニートにお別れをする。牛次郎もボニートが気に入ったのか、セルを廻すがご機嫌ななめでかからない。何故か?昨日、あんなにたくさん走ったのにバッテリーに蓄電がされていないようす。またジェネレーターか?それともバッテリーか?とにかく、メカニックへ。 電気系統のメカニックに乗り入れる牛次郎を見て、笑うメカニック。「どうしたんだい?」といいながら、バッテリーを調べてくれた。バッテリー液を入れる蓋を開け、ははーんと言う顔をしたかと思うと、あんなに重いバッテリーを軽々と持ち上げて行ってしまった。そして「ほれ、見てみぃ」とバッテリーの中を指差す。覗き込む私達。「あ!バッテリー液がない!!」そう、バッテリー液がすべて空になっていた。それで、蓄電しなかったんだ・・・バッテリー液を補充して、充電をしてもらい、「3日にいっぺんは、必ずバッテリー液を確認するんだぞ」とメカニックに念を押され、「また来るね、ボニート」と手を振り、めでたく出発することができた。 道路は、舗装で快適。陽射しが強いが、風は少し冷たい感じで車中はご機嫌花まる。荷物の間に挟まれての昼寝はなんだか落ち着く。牛の振動が、脳内を刺激するとき無理やり起される。気がつくと体はガタガタで、なんだかだるい・・・牛次郎の中の日常が、当たり前のように繰り返される日々がまたやってきた。 快適な運転。目の前に現れたローターリーを回ろうと減速をした青山さん。ギアを握り締め、Lowに入れようとしている真っ最中「アレ???ナンダコレーー」叫びながら軽々とあっちコッチにギアを廻している。終いには、ギアを持ち上げて引っ張ったりしているが、なんの抵抗もないような感じに見うけられる。ロータリーを入った横に牛を停めた。おかしいよこれ・・・とエンジンルームの蓋を取ってアングリ顎が落ちる。そして、こんなことって、本当にあるんだ!!と爆笑の嵐。それは、ギアの根元がねじ切る様に切断されていた。 幸い、ロータリーは小さな町の入り口で、少し走ったところにメカニックがあった。ギアはLowに入れて減速した後だったらしく何とか牛は動く。のろのろと牛をメカニックに入れ、笑いながら折れたギアをメカニックに見せるとフッと笑ってすぐに折れた個所を溶接してくれた。修理は、15分程で終了。みごと牛次郎のギアは復活を果たした。 牛次郎の故障は、尽きることがないのだろうか? |
2000.9.25(月) |