「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ブラジル編 2000.9.19(火) 昨夜泊ったガススタの近くにまともそうなメカニックを発見。早速、直してもらおうと思ったのに、ここでもしっかりとは見てくれなかった。しょうがないので、ここのメカニックで道具を借りて自分達で直す事に。 何故かその場に居合わせた、暇人のトラッカーが手伝ってくれて、どうにかこうにか直ったので、トラッカーにビール一本とお礼を言ってメカニックを後にする。 ホイールの限界を知った私達。これから、未舗装の道路を走る事を考えるとスペアタイヤなしと言うのは、ちょっと心配。と言う事で、牛次郎に合う安いホイールがあればとカンポグランジで、一軒のタイヤ屋さんに入る。店員に事情を話すと、大きくうなずき、テキパキと処理をしてくれた。ホイール屋さんに片っ端から電話を掛け、牛に合う格安のホイールを探しだし、中古のタイヤもあれば欲しいのだがと言うと、店の奥から探し出してきてくれ、すぐに交換してくれた。作業を見ていると、店のオーナーらしき紳士がやってきて「君達は、あそこのVIPルームで待っていなさい。あそこは、クーラもあるしテレビ、ビデオもあるからね。そうそう、冷たい水もコーヒーも自由に飲んでイイからね」何とやさしいお言葉。 繁盛している店らしく次から次へとひっきりなしに車がやってくる。テキパキと作業をする人々を見ながら心地よいクーラー室でマッタリする。ああ、この上ない幸せ・・・ここで寝泊りできたら、ガススタより居心地イイような気がする。そんな気分を引き裂く様に牛次郎の作業は終了してしまった。うだるような暑さの中に放りだされた私。ニコニコ顔のうめちんを横目に唸る。 さあ、これで、問題なくパンタナールまでいけるかな?行けるといいなぁ・・・草原が広がる大地に真っ赤な夕日が沈む。夕陽を受けた白牛が、のんびりと草を食み、牛次郎の影も夕陽が沈むとともに長くなる。そして、すべてが黄昏色に染まる。ブラジルの大地は広い・・・闇の訪れ。 閑散としたガススタに入ると同時に、ブレーキが効かなくなった。たぶん、後ろタイヤのブレーキだろうと見当を付けただけで、明日直すことに。ああ、今日も疲れたなぁ。本当にパンタナールにいけるんだろうか?疑問は募るばかりだった。 |
2000.9.18(月) |