「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
||
k日記ブラジル編 2000.9.18(月) きれいな高速道路が終わり、大きな川に掛かるダム橋を渡った町、トレスラゴスを過ぎた辺りで後ろタイヤの調子が悪くなる牛次郎。おい、まだ走り出して2日目だよ。早過ぎやしないか?と突っ込みをいれたくなる。 タイヤから発する音からして、ブレーキが引っかかっているのだろうと推測するうめちん。炎天下のガススタで、後ろタイヤをバラしてみると、案の定、油圧のシリンダーからブレーキピストンが出てこない。しかも、ブレーキパットを押さえているジが外れてちゃんと作動しなかったようだ。これでは・・・気温40度近くの炎天下の中、早速、修理に取りかかる。青山さんとうめちん。痩せ二人、干からびる寸前で応急処置終了。 シャワーを浴びて復活した後、近くの町のメカニックへ行ってみるが、見るからに胡散臭そうなメカニック。年のころ15、6の少年が出てきたので、ブレーキが壊れた旨を言うと、ハッサンと言うこれまた18、9の青年を呼んできた。ハッサン青年がタイヤを外し始めると、ラスタオヤジがやってきていっしょになって見ている。車に乗りこんできては、ブレーキを踏み踏みしている所をみるとこの人もメカニックらしかった。しかも、ハッサン青年がラスタオヤジの事を「マエストロ(先生)」と呼んでいた。「なんだか不思議な所だなぁ」なんて思っていたが、ブレーキは、引っかかったブレーキピストンをハンマーで叩いただけで作業終了。ちゃんと直してくれないので「直ってない」と金も払わずメカニックを後にする。 辺りは、真っ暗。道もいい状態とは言えない。ブレーキもあまり効きが良くないし・・・早くガススタへ。焦る気持ちと裏腹に牛の前ホイルがバコンバコンと大きな音で泣き始める。なんだなんだ?と路肩に停め、タイヤを見ると少しネジが緩んでいたらしく、締め直す。そして、走り出すが、音は消えない。これはいけないと真っ暗な路肩で、猛スピードで横を走りぬけるトラックにおののきながら、急いでスペアタイヤに交換する。ボコンボコン音がするホイールは、ネジ穴の所から縦に亀裂が入り、前に溶接で直したヒビとは別の個所にヒビが入っていた。もう限界だったのだろう。明日は、もっとまともなメカニックに行かないと・・・ちゃんとパンタナールに行けるんだろうか? |
2000.9.17(日) |