「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ブラジル編 2000.7.10(月) ENASAと言う船会社へ行く。昨日とはうってかわってにぎやかな街、マナウス。とても活気がある。入り口でベルを鳴らすと一人のおじさんが階段を降りてやってきた。チケットの事を聞きたいと言うと中へ入れてくれた。マナウスで一番大きな船会社と聞いたが、チケット売り場も閉まっていてどこか寂れている感じがする。 「車をべレンまで運びたいんですが、いくらくらいでしょう?」「どんな車?どのくらいの大きさ?」「車種は、JEEP。で、横2m、縦2m、長さ4mです」紙に書いてみせる。すると、ポケットの中から、ぼろぼろの紙切れを引っ張り出してきて、私達にひょいっとくれたそれは、何と料金表。なんか、変な船会社だなぁ・・・そう思いながらも紙を見る。そこには、マナウス〜ベレンまで車、350へアル(約US175ドル)と書いてある。これ?と指差すと「いやいや、君達はこっち」とその下の400レアル(約US200ドル)と指差す。どうやら、私達の車は、大きい部類に入るらしい。うーん、車を運ぶにしては安い部類かなぁ。 で、人間はいくら?と聞くと「ハンモックで一人、95レアル(約US47ドル)だよ」へ?それは、高いよ。「私達、ご飯も自分で作るし、車の中で寝るから、安くして」と頼むが、「いや、ダメだよ。最近、警察がうるさいし、車は、倉庫に入れてしまうから、上との行き来なんか出来ないよ」冷たくあしらわれる。「で、この船はいつ出発するの」「水曜日だよ」そうか、じゃあ、今日チケット買わなくてもいいわけだ。 と言う事で、他の船を捜しに行く事に。でも、船会社がどこにあるのかわからない。どうしよう・・・そういえば、奥さんが日本人のガイドさんが安い船知ってるって言ってたなぁ。よし、行ってみよう。彼のオフィスへ。すると「今日は、忙しいので、明日ここで待ち合わせしよう」と言う事になった。 帰り際、暑さを吹き飛ばすと言う理由で生ビールを飲む。蒸暑いマナウスには、コレがすこぶる美味い。 「明日は、船見つかるかなぁ。でも、生ビールあるから、しばらくここにいてもいいかな?」ああ、いけない考えが・・・でも、生ビールは、いい。 |
2000.7.9(日) |