「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記ボリビア編

2000.4.4(火)

 コンコンとドアを叩く音で目覚める。誰?ドアを開けると宿のオヤジだった。「10時でチェックアウト時間なんだが、どうする。ちなみにラ・パス行きのバスはないよ。プーノには行くのかい」と聞いてきた「・・・バスがないんじゃ、しょうがないから、今日も泊まるよ。でも、パチプロは、プーノ行けたら行くっていってるけど、バス動いてる?」「いや、知らない。バス会社に行って見れば」と言うので行ってみたが、バスはなかった。

 そして、帰ってきた男3人、またも怒っている。「どうしたの?」と聞くと「k。この宿出るぞ。もう、別の宿探してきたから」「はぁ、いきなりどうして」「ここのオヤジが電気代払えって言うんだよ。で、なんでって聞いたら、電球から電気とってるじゃないかって。めちゃくちゃだよ。で、払う気は毛頭ないから、そのまま出てこうとしたら、あいつ、出て行けって言ったんだよ」頭に来た。確かにパソコンを使うために電球から電気をもらったけど、微々たるもんだぞ。

 「そうですか、じゃあ荷物をまとめましょう」有無を言わず賛成。さっさと荷物を片付け、何も言わずなにも払わず宿を出る。「あそこのオヤジ、コロコロ態度を変えるよね。なんなんだろうと」とうめちんに言うとあっさり答えが返って来た。「あそこには、オヤジが二人いるんだよ。顔が同じね。悪い奴が兄で、やさしいのが弟だよ」なあんだ、そう言うことか。ジキルとハイドかと思っていたが、双子だったらしい。道理で・・・とうなずく3人であった。

 
2000.4.3(月)