「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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ブラジルモバイル総まとめ 2000.8.28 電源:評価2 ブラジルの電気には重々注意しなければいけません。ブラジルの各種ガイドブックにも書いてありますが、ブラジルの電圧は場所によって違うからです。ガイドブックには、リオデジャネイロ110V等と書いてありますが、それもガイドブックに書いてある以外の所に行ったらまるで役に立ちません。 それよりも確実なのは、電球があれば電球の電圧をチェックする事。電球と、コンセントに来ている電圧が違う事はまずありませんので、電球に書いてある電圧がそこの電圧だと言うわけです。また、部屋にあるライトが蛍光灯の場合等、電圧が分からない場合はホテルの人に必ず聞きましょう。 ブラジルでは電気を使用する前に電圧を必ずチェック!!それが重要です。 ちなみに私達は電圧をろくにチェックしないでラジカセを使用して、しっかりとラジカセを壊してしまいました…。(;_:) 地域によって電圧が違うと言う事を除けば、ブラジルは電圧の上下動もあまりなく、コンセントの形状も日本の物がそのまま使用可能ですので安心してPCを使えると思います。 治安:評価3 ブラジルの治安は全般的にまあ良いと思います。ですが、サンパウロやリオデジャネイロの2大都会に滞在しているときは注意が必要です。一般的に危ないのは、地下鉄や市バスなどの公共交通機関に乗っている時。公共交通機関の中での強盗はないものの、スリなどの軽犯罪は後は絶ちません。地下鉄や、バスに乗るときはたとえ車内が安全そうな雰囲気であっても財布には必ず手をかけ、出来る事なら貴重品は持たずに乗りましょう。 また、サンパウロやリオデジャネイロで強盗にあった時、ブラジルの強盗は非常に気が短いので金を持っていなかったらすぐに殺してしまうと言う話を良く聞きました。もしそうなったときのために多少の現金は持っていた方が良いと思います。 また、これは私達ではなく他の旅行者の話ですが…。彼がアマゾン川下流の街ベレンに滞在していたときの事。その時、彼はベレンの中でも治安の悪いと言われるダウンタウンに滞在していました。同じ宿にはいっしょにマナウスからアマゾン川を下ってきた軍人さんがいました。ある日、彼が夜10時ごろに外に買物に行こうとすると「危険だからこれを持って行け」と、22口径の拳銃を軍人さんから渡されたのです。「いや、そんなもん持ってたら警察に目をつけられるし、余計危険だよ」と言ったら、その軍人さんは「そうか、じゃあこれも持ってけ」と、拳銃の証明書を付けてくれたそうです。 そして彼が拳銃を持って買物に行ったら、案の定警察に見つかりました。「それはどうした?」と警察が聞くので「いや、ベレンは危ないと言うから軍人さんに貸してもらった」と答えると、拳銃を見てから警官は「お前はブラジルの事を何も知らない!!」と言ったそうです。「まず、22口径じゃ何の役にも立たないんだ。22口径だと一発で相手の戦闘能力を奪う事は出来ない。反撃してきたらお前がやられるぞ。ブラジルでは一発で相手をしとめなきゃいけないんだ」と言うのです。 「しかもお前拳銃持つの初めてだろう?」と警官が言うので、「はぁ…」と答えた所、警官は「練習させてやろう」と言って、ビーチに彼を連れだし、自分が持っていた36口径のピストルを渡し「これだったら一撃で相手をしとめられる。練習してみろ」と言ったそうです。その彼は仕方ないので、夜の海岸で木を相手に36口径のピストルの射撃練習をしたそうですが…。 まぁ、そんな話もありますので、夜中にあまり街中を歩かないなどの最低限の注意は絶対に必要だと思います。 電話での接続事情:評価 5
モジュラーはRJ-11、2線式ととくに問題ありません。電話代も市内通話で1分0.08R$(5円)と1、2時間連続で使用してもまったく問題のない金額です。APもGricが130個所、iPassが32個所と十分な量あり、両方ともブラジル国内どこからでも通信できました。 しかし、通信できるとは言ってもそこはやはり海外のAP。つながっても不安定だったり、つながらなかったりと言ったトラブルは良くあります。他の国ですとAPが1つしかない所もあるので、そう言った場合お手上げなのですが、何せ合計で162箇所もAPがあれば物量作戦で次から次へと試していけるので気が楽です。 ブラジルの公衆電話の多くは磁気カード式電話です。公衆電話の下にはパソコンを置ける台がある場合もありますが、サンパウロやリオデジャネイロではあまり見かけませんでした。公衆電話とカプラーとの相性はそんなに良くなく、何回かトライしましたが安定して通信できるケースはまれでした。 公衆電話で無理をしてカプラ―を使用するよりは、レストランや、ツアー会社などの電話を持っていそうな所に頼み込んでみた方が良いと思います。ブラジルでは事情を話せば大概の所で回線を貸してくれますので、ダイアルアップは非常に楽だと思います。 インターネットカフェ:評価1 ブラジルにはインターネットカフェはほとんどありません。ペルーやボリビアでは、自前でパソコンを買える人が少ないため、学生さんがインターネット屋でレポートを打つなどの需要があり、インターネットカフェもそれに応じてあるのですが、ブラジルは国民の所得水準がそれなりに高いためインターネットカフェが少ないものと思われます。 多少あるカフェも料金が1時間3R$(200円)〜8R$(500円)位とちょっと高め。ブラジル人は見知らぬ人に非常にやさしい国民性の国なので、LAN接続は頼めばOK。回線もほとんどのカフェにISDNクラスの高速回線が入っていて非常に快適です。 また物価が日本と同レベルではないものの、南米の中では高いので、日本人長期旅行者が少なく、GlobalIMEが入っていて日本語可能なPCを持つインターネットカフェはまずありません。サンパウロで日本語使用可能なカフェが一軒ありますが、それも旅行者が勝手にGlobalIMEを入れたのでそのうち出来なくなってしまう可能性が大きいです。
総合モバイルしやすさ:評価 3
ブラジルはとにかく電圧に注意しなければいけない国です。インターネットに繋ぐ前に機械を壊したんじゃ洒落になりませんから。ブラジルの各種ガイドブックにも書いてありますが、ブラジルの電圧は場所によって違います。同じコンセント形状をしていても電圧が違うのです。電気機器を使用する前には必ず電圧をチェックしてください。 電圧のチェックの方法は、電球があれば電球に書いてある電圧をチェック。電球に書いてある電圧がそこの電圧です。また、それでも自信がない場合や電圧が分からない場合はホテルの人に必ず聞きましょう。 電圧を除けば電話のモジュラーは日本と同一、コンセント形状は日本と同一のものが使用可能とPCを持ち歩いている人にとっては特に問題ない国だと思います。ですがインターネットカフェの数は非常に少なく、電話屋は皆無と他の南米諸国の様に街に出れば通信出来ると言った感じではありません。安全、回線安定性、コストパフォーマンス等の事を考えると、ホテルの中から電話で通信するのがブラジルでのお勧め接続方法です。 自前のPCを持たずに、インターネットカフェでWebメールを使用する人にとってはその絶対数が他の南米諸国よりも少ない&日本語が使用出来る端末がほとんどないと言うことで多少の苦労があると思いますがまったく通信出来ない訳ではありません。また、カフェの値段は1時間3R$(200円)〜8R$(500円)位とちょっと高めです。 と言う事で、ブラジルの総合モバイルしやすさは3とします。 |
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