「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
||
k日記スペイン編 2000.12.3(日) 一面の青空に、肌に刺さる冷たい風、アルバイシンの小さな家々が所狭しとひしめき合っている。石畳の急な坂を登ると、高台に小さな広場があった。広場では、小さな露店が並び、同じ方向を向いて若者達が思い思いに楽しんでいる。私達もその中に加わる。目の前には、シエラ・ネバダ山脈がうっすら雪をかぶり、アルハンブラ宮殿を一層引きたてるように、うっすらと朝もやのような霧がかかっていた。木々は、紅葉も終わりの頃。なかなか風情ある景色に目をうばわれる。いつまでも、たくさんの若者とその場に肩を並べていた。 アルバイシンの奥へ足を進める。細い細い路地に、古い家々が坂に沿って立ち並ぶ。ちょっとした塀の上で猫がのんびりと日向ぼっこし、ひしめく家々の間のちょっとした広場に老人がぽつんと座り、その場にとけ込んでいる。中世・・・そう言っても不思議ではない所かもしれない・・・ |
2000.12.2(土) |