「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
||
k日記スペイン編 2000.11.30(木) 気がつけば、すでにヨーロッパ大陸の上を飛んでいる私達の飛行機。まだ、暗い内に機内の電気がついて朝ご飯が運ばれてきた。ご飯を食べ終えて、一時間ほどするとフランクフルトの空港に無事に着陸した。時刻は、朝の7時30分。外はまだ深夜の様に真っ暗だった。
フランクフルトの空港は異様なまでに光っていた。シルバーを基調とした配色にルフトハンザの黄色のカウンターが実に新鮮な感じを受ける。はっきり言えば「おしゃれなのだ」の一言で終わってしまう。 空が白々としてきた頃、マドリット行きの飛行機の搭乗が開始された。先ほど乗ってきたジャンボ機とは違い、200人乗りようの小さいものだった。満杯に乗りこんでの出発。朝ご飯を食べると、二人で眠ってしまっていた。気が着けば、マドリットの空港に着陸しようとしているところ。そして、無事着陸を果たし、やっとこマドリットに着いたのだった。ああ、長い旅だった・・・「もう、飛行機は乗りたくない」とうめちんは初めて思ったらしい。 さて、マドリットには着いたが、ここから、友達のいるグラナダにはどうやって行けばいいのだろう?空港にあったインフォメーションに聞いてみると列車とバスが有るらしく、どちらも同じような値段で行けるという。ふと見れば、列車のチケットブースが見えたので値段を聞くと「グラナダまで3800ペセタ(約2000円)」と。なんか、その値段って高くない?列車をあきらめたのは言うまでもない。重い荷物を引きずり、地下鉄で南バスターミナルヘ向かう。 グラナダ行きのバスは、一時間後に出発で2030ペセタ(約1000円位)。列車の約半額だった。綺麗なバスターミナルで、バスが出発するのを待つ。横には、エクアドルから流れてきたらしきインディオ系の顔つきの人が数人座ってた。よく見れば、あっちにも、こっちにもいる。もう、すでにヨーロッパに来ているはずなのに、何故か南米にいるような錯覚に陥ってしまった。エクアドル人がスペインに流れてきていると言うのは本当のことらしいと思った。 グラナダ行きのバスは、豪華で綺麗だった。疲れと眠さには勝てず、乗ってすぐグースカ寝てしまった。気が着いた時にはグラナダのバスターミナル。何だかバスで寝たのが一番快適で、だいぶ疲れが取れた感じがする。降りてすぐ、友達の所に電話する。「タクシーでプラサヌエバに来てくれ。迎えに行くから」と。そして、友達アントニオさんと無事、再会を果たした。 アラブ人街の一角にある、彼の家へ。階段を登り、居間のドアを開けると奥さんのアフリカさんが生まれたばかりの子供を抱いてベットに横になっていた。牛次郎の旅、エクアドルでのこと、アントニオ夫妻と生まれたばかりの子供のことなど、話しに花が咲く。そうこうしているうちに、一人の男がやってきた。今日、私達がお世話になるアントニオさんの友達でカルロスさんと言うスペイン人だった。彼は、アントニオさんの一番の友人で私達のために無償で部屋を貸してくれるという。感謝感激、雨あられ。カルロスと言う名前の人物はみんないい人なのだろか?そんな事も思った。夜も遅いので早速、彼の家へ向かう。 なんか、スペインの人って暖かいような気がする・・・まだ、1日もいないのにそう思う私達であった。 |
2000.11.29(水) |