「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ペルー編2 2000.4.21(金) 朝、5時。アレキパに到着。二時間ほど待って、リマ行きのバスに乗り換え、出発。昨夜、眠れなかった私達。バスに乗り込みすぐ眠ってしまった。気がつくと別世界。目に前には、どこまでも続く土漠とどこまでも続く青い海。こんな所まで降りてきてしまったんだ・・・妙に酸素が濃いような気がする。 そんな風景がいつまでもいつまでも続いた。当然、飽きて来る。寝てもすぐ目が覚める。パンばかり食べて居たので、食にも飽きる。でも、どうしよようもない。ただ、座っているしかないのだ。 そうこうしているうちに日は暮れた。街の明かりが見えるたび「あれ、リマかな?」と目を凝らす。そして、バスは無情に走り去る。なんどとなくそんな光景を繰り返す。 これがリマの光だ!!やっと着いたのだ。時計を見ると深夜12時ちょっと前。電話をしてNAOツアーさんで紹介を受けた宿にタクシーで向う。 明るい小柄な女性が向えてくれた。ここの主の早内香苗さんだった。門をくぐると圧倒されるほどの豪邸が姿をあらわした。中に案内されて、本当にここに泊まっていいんですか?と聞きたくなるような程の空間に二人で呆然とたたずんでしまった。 さっさっさと背中を叩かれ、部屋に案内される。落ち着いた感じのシックな部屋だった。荷物を置いて下に下りると、暖かいご飯が待っていた。主の香苗さんとしばらくお喋り。熱いシャワーを浴びてさっぱり、生き返ったようだった。すでに、日本に居るような感覚の2人。本当にここに滞在していいものか?心の片隅にちょこっと残る不安は、心地よいベットに吸われていつのまにかなくなっていた。ココハ、ヨイトコロダ・・・ |
2000.4.20(木) |