「天竺」目指して夫婦モバイル放浪

 
 

 

k日記インド編

2001.5.6(日)

 ・・・前日のつづき・・・

 久美子ハウスにいる、いつも親切なベルギー人が部屋にやってきた。「ねえ、知ってる?明日、マハラジャの結婚式なんだ」「へ?何それ」「ああ、知らないか。なんかね大きな寺院でインド式でやるんだってよ。行かない?」「それは、映画の続き?」「いや違うよ」「だれと結婚するのさ?」「ほれ、髪が長くて背の高い・・・」そんなこと言われてもねぇ・・・そんな人たくさんいたからわからないよ。そんないきさつをベルギー人に話すと「そうだね」とけろっと言った。そんな情報をおいてベルギー人は去って行った。

 久美子さんに聞いてみた。本当に結婚するらしかった。どの彼女だかは定かではないらしい。シャンティさんも結婚式に呼ばれたけれど、シャンティさんは「映画の続きか?」と思っていたらしかった。予定通り、盛大な結婚式は行われたらしい。

 結婚式の次の日、朝食を食べていたらマハラジャが一人でやってきた。しばらくしてがたいのイイ赤毛の女性がやってきた。どうやら彼女がマハラーニらしかった。二人引っ付いて朝食を食べていた。そう言えば、こんな女性もいたような気がする・・・そう思った。彼らは、当たり前だが一緒にいた。彼女がいる手前だと思うが、彼のとっかえひっかえ女性がやってくると言うことはなくなった。彼女といっしょに歌を歌ったりしていた。たまに彼女の姿が見えないときがあった。そんな時、彼は、部屋の掃除をしたり、自分の洗濯物を洗ったりしていた。彼は、洗濯も掃除も下手だった。彼のことだ、奥様に、そう言うことをさせるために結婚したんだと思っていたのだが、そうではなさそうだった。本当に彼女が気に入ったかから、結婚したのかなぁ・・・?である。

 ・・・つづく・・・

2001.5.5(土)