「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記インド編 2001.4.4(水) 「アレキサンダーが変なことしてるぞ」ごろごろしていた私をたたき起こして、手を引っ張って外に連れて行こうとするうめちん。どうやら、同じ宿にいるフランス人アレキサンダーが久美子ハウスの前で映画を撮っていると言う話。これは、面白そう。 久美子ハウスの前にたくさんのインド人がたむろしていた。その人達を押し分けるようにドアを開いて外へでる。ガートの階段に花の籠を持った少女、階段に道を作っている少年。白衣装に黄色のターバン姿のインド人数人が何か打ち合わせをしていた。振り向けば、花に飾られたソリが置いてある。青の豪華な衣装を着て白い化粧をした男が座っていた。よく見れば、アレキサンダー? 君かい? それは一体何ナノさ? 答えを聞く前に、ぶふふ、少し噴き出してしまった。 階段を降りて下から見ることにする。しばらくすると撮影が始まった。撮影と言っても家庭用ビデオカメラをまわしているだけだが・・・赤い布をかぶった人が降りてきた。途中で赤い布を払って、現れ、変な踊りを踊り出した金髪の外人。しかも、二人同じ踊りをしているにもかかわらずずれまくっている。その後ろを籠を持った少女が花を蒔きながら降りてきた。相変わらず変な踊りをする白人お姉さん達。花蒔き少女の後から、ソリに乗ったアレキサンダーが白装束のインド人に担がれてゆっくりと階段を降りてきた。これって、彼らのインドのイメージなのかな? 国が違えば考えも違う。面白いと思った。 そんな彼らを見ていたインド人「あれ、マハラジャ。ラブストーリーだよ。おまえがマハラーニだ。あははははは」勝手にストーリーを作ってみんなで笑っていた。横でいっしょになって笑う私達。変だよねぇ。インド人と意見が一致。でも・・・輿とかマハラジャとかダンサーとか、作りがイマイチかな? インドで映画作るなら、日本の某芸能人並に作ればいいのにねぇなんて言いながら、蒔かれた花を少し拾って宿に帰る。で、本当は、何の映画なのだろうか?尋ねるのが少し怖かった。 |
2001.4.3(火) |