「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記インド編 2001.2.19(月) ムンバイの台所といわれる、クロフォード・マーケットへ行こう。と、強い日差しのなか歩き始める。あまりの暑さにバス使おうかぁと怠け者の二人。が、少し歩くとクロフォード・マーケットの塔の先頭が見えてきたので、がんばって歩くことにする。道すがら、ATMを発見。インドは、両替事情がよくないというので、お金をおろせるところでおろしておかないと後で困ったことになるので、お金をおろすことに。ATMは、シーラス、プラス両方行けるものだった。カードを入れて程なく、現金を手にしたうめちん。が、重要なバンクレシートが出てこない。インドでは、闇両替の横行を防ぐために、バンクレシートがないと、列車のチケットや航空券など買えない場合があるのでないと非常に困る。まあ、空港で換えたときのバンクレシートがまだ使えるからいいんだけど、これからは気をつけよう。 ATMを出たところに赤い看板が見えた。「HOT SALE」と書いてある。階段を数段上がった入り口には、白装束に白いターバン、黄色の肩掛けのいかにもインドカレー人というドアマンが立っている。私の背では、店の中が見えず、何屋さんなのかわからない。でも、あのドアマンからして、高級ブティックかなぁ。なんて首をかしげていると「うほほ」やけにうれしそうな顔で、ひょいひょい店に入っていってしまったうめちん。ちょっと、ちょっと、こんな高級そうなところ・・・あれ、なーんだ、拍子抜け。そこは、タワーレコードのようなCD&カセットテープ屋だった。いうまでもなく、テープを物色し始めた二人。数分後、クロフォード・マーケット行くんじゃなかったけ?ハッと我に返る私。すでに大量のテープを籠に入れているうめちんに「後でまたこればいい」と説き伏せて、無理やり店内から引きずり出す。しばらく、物欲しそうにCD&カセットテープ屋を見つめていた。 クロフォード・マーケットは、本当に庶民の台所だった。八百屋、果物屋、穀物屋・・・食料品店が軒を連ねていた。売っているものも日本の八百屋と大差ない感じ。そんな感じでクロフォード・マーケットをそうそうに出る。ぶらぶらと露店を冷やかして歩いていると、偶然にも目の前に雀士が立っていた。当たり前のように驚かす。 せっかく会ったのだからといっしょにマリンドライブへ行く事に。西日まぶしい歩道を歩く、歩く、歩く。そして、遠く水平線が見えてきた。湾曲した長い海沿いの歩道には椰子の木が風に揺られ、水面が日差しでまぶしく光り、遠くにはぼんやり霞んだ摩天楼が見える。これは、香港か?ロサンゼルスか?と思うような風景が展開されている。が、なぜか匂いは、動物の糞くさい。やっぱりここはインドだと現実に引き戻されるような匂いが漂う。そして、防波堤に寝転がる物乞いは、インドそのままだった。恋人たちのデートスポットねぇ・・・そんな感じだった。 マリンドライブをしばらく歩くと、水色の小さな四角い建物が現れた。かわいらしい鯨かいるかの絵が書いてある。水族館だった。雀士たっての希望で見ていくことに。たくさんのインド人が列をなしてチケットを買っていた。そんなにすごいのかねこの水族館は? 期待が高まる。チケットを切ってもらって、中に入る。いるわ、いるわ、多量のインド人が小さな水槽にへばりついている。インド人を見にきた感じがするほど大量にいる。肝心の魚はというと・・・こんなところでよく生きていられるなと思うほど汚い水槽に入れられた熱帯魚に半分は死んでしまってるカニ。病気に犯されたエンジェルフィッシュや死んで動かないナマズに何もいなくなった水槽・・・もっと大事に飼ってやれよと言いたくなった。でも、結構、楽しかった。 乗ったバスが先ほどのCD&カセットテープ屋の前で停まったので、約束どおり買い物することに。あれやこれや、あふれんばかりに籠につめてレジへ。またも大量に買ってしまった。バックパックに入るかなぁ? |
2001.2.18(日) |