「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記ホンジュラス編 99.12.4(土) ホンジュラスの見所コパン遺跡で、またもや嫌な目に会った。町から歩って遺跡に向う。途中、ポツラポツラとステラと言う遺跡が点在している。10分ほど歩ったか、程なく遺跡への看板が見えてきた。 入り口を入ると緑の芝に木が均等に植えられた綺麗な広場が広がっていた。左手にビジターセンターがありそこでチケットを購入したが聞いていた通りUS10ドルと異常に高い。ふと、チケット売り場のブースを覗くと「学生5レンピーラ(約US0.3ドル)」のチケットを発見。そうかと思い国際学生証を見せたが外人は一律だと言われてしまった。ここまで来てコパンを見ないで帰るのはどうかと思いしょうがなく二人分280レンピーラ(US20ドル)払ったが、外人だからと言ってあまりにも取りすぎじゃないか?ぷつぷつ言いながら遺跡に向った。 木で出来た椅子や机が並ぶよく整備された森をしばらく進むとチケットチェックブースが見えてきた。チケットブースでチケットを切ってもらって中に入る。 入り口のフェンスでカラフルな鳥が数匹餌を食べていた。3mはあるフェンスをくちばしと足で器用に降り餌の取り合いをして餌を獲得。それを片足でもって、降りたときと同じく器用に登って行って一番上でくちばしと片足で食べれない所をむしりながら器用に食べている。フェンスの昇り降りは、飛んだ方が早いんじゃないのと思ったが、こいつら飛べないように羽に細工がしてあるかわいそうな鳥だったが、足とくちばしだけは異常なまでに発達しそうな感じがした。 カラフルな鳥を後にし、入り口を背にすると数m先にもう遺跡が見えていた。よく整備された芝の広場の真ん中にぽつんと小さなピラミットが建っていた。太陽がさんさんと降注ぎ芝の緑が目にまぶしい。周りの木陰では、のほほんと人達が休んでいた。小さいピラミットの右手には、大きな木に侵略され、崩れ今はもう登れない広い階段が見える。所々に彫刻が美しいステラと言う石の像が立っている。 東広場で、何代目かの王の墓があるらしく見れると言うので行ってみた。入り口はカギが掛かっていて、中にオジサンが立っていた。現地人について階段を降りていくと現地人だけ素通りで入れて、私立ちはストップ。「チケットは?」と言うので、入り口で買ったチケットを見せる。すると「これじゃダメだ。ここは、別料金だから。君たちは、一人12ドルね、あそこで買ってきて」と小さな小屋を指差す。キーッこれ以上払えるか。中は、たぶん博物館に移動しているだろうに・・・エジプトのピラミット見たくカラスカシだろうがぁ、どうして外人ばっかそんなにお金取るんだよ、オジサンを背にしてずんずん東広場を出ていってしまった。 そんなに広くもなく、大きくもない。彫刻がだいぶ残っていてすばらしいが、あれだけの金額を出した割には、たいした事ない遺跡であった。結局、木陰でのんびりボーっと緑を眺めると言うのが一番よかった感じである。 遅い午後の太陽をさんさんと浴びながらとぼとぼ町へ帰る。まだ、日があるので町の散策に。中央公園は、前面改装中で入れない。市場を見たが野菜中心の小さい市場ですぐ一回りできてしまった。展望の丘に行ってみようと、丘があるという方へ歩き出したが、行けども行けども丘らしいものは見えてこなかった。しょうがないので、坂の一番上でコパンの夕日を眺める。 コパンは山々に囲まれた小さな町だった。山に日が落ちたとき山々は、空と共に真っ赤に染まった。そして、小さい町に闇が訪れた。 今日も演説だけのお祭りをやっている。何がおもしろいのかとしばらく眺めていたが、逆に私立ちが現地人に眺められた。動物園のサル状態である。 ホテルに帰り、財布を覗くと今日手に入れたばかりのレンピーラは半分に減っていた。法外な外国人料金に頭に来た日であった。 |
99.12.3(金) |