「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記グアテマラ編 99.10.31(日) アンティグアに来て街を散策したのは、これで2回目。全然、アンティグアをあるっていないことに気がついた。 十字架の丘に登ることにする。日曜なので登る人がいるんだろうなと思い、山道に向かったが、丘にたどりつくまでに誰とも会わなかった。 丘からは、アンティグアの街が一望でる。アンティグア富士が街の向こうに堂々とそびえていてアンティグアの街を裾野が包みこむように綺麗に流れている。小さい街だと思った。 丘を後にし、コーヒーのうまいカフェに行く。コーヒーを飲みながしばらくまどろむ。家ごとアンティーク博物館のカサ・ポペノエに行こうとてくてく歩いていると、途中、いろんなマントを羽織った怪しい集団が道の両脇にズラーと並んでいて先に進めない。 彼らはどうも聖職者らしくグアテマラ各地から集まってきたらしい。皆さん同じ札をつけている。見ていると「50周年」と見える。何の50周年?と思ったがそれしかわからなかった。地方の名前の入った旗を掲げて代表者らしき人がゆっくりあるってくる。その後ろは、香の煙がすごくまるっきり見えない。 何なんだろう、これは?と思っていると音楽が聞こえてきて、煙のといっしょに大きな山車がのッしのッしとゆっくりやってくる。山車の上には、十字架に張付けでいじめられたイエス・キリスト人形が横たわっている。目の前を通りすぎしばらく圧倒されているとなぜが皆のあとをついてあるっていた。 中央公園までついてきたが、だいぶ歩みがとろいので疲れてしまった。いたるところにポスターが張ってあったが私達のスペイン語の知識では、まったく理解できなく結局何の行事だか分からなかった。 今、梅ちんが笑いながら帰って来た。何?と聞くと、「グアテ人がウエスタンの女の子引っ掛けたらしいんだよ。で、そいつらこんな時間に押しかけてきて、部屋に入れてくれないてんでさわいでんの」そりゃ、入れてくれないよ。あきらめて帰ったほうがいいね。でも、居所教える方も教える方だよなぁと思った。 後書き 日記を書き終わって寝ようかと時計を見ると1時過ぎ、まだグアテ人とウエスタンはドア越しに口論している。まだ、やってると思ったが、だんだんグアテ人の方がエスカレートしていくようだ。 何かでドアを思いっきり叩いたり、窓をゆすったりしている。ドアを叩く音が激しくなると同時に口論も口論じゃなくグアテ人の笑い声や脅迫のようなしゃべりだけに変わってきた。こわい。中にいる奴らはもっと怖いんだろう、助けてあげたいけど何されるかわからないしと思っていたら。別のグアテ人が怒鳴りに来たので一旦落ち着いた。 これであきらめて帰るだろうと思った。怖いし、気になって眠れなかったがいつのまにか寝てしまっていた。寒さでふっと眼が覚めた。え・・・まだ、ドンドン音がする。もう、外は明るくなってきているのに、まだいるよ・・・しつこい奴らだなぁ。と、結局、よく眠れなかったのでした。 グアテ人の男は、しつこく執念深いんだとしみじみ思った。ちなみに梅ちんに聞いたら「朝までやってたのあいつら。全然知らなかったなぁ。しつこいよね」だそうです。 |
99.10.30(土) |