「天竺」目指して夫婦モバイル放浪 |
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k日記エクアドル編 2000.11.8(水) 昨日の豪華な建物へ牛次郎を取りに行くと、警備員のおじさんが言ったように塀の外の路肩に停まっていた。牛次郎を路肩から出そうと思ったが、前と後ろにビッタリ車が停めてある。取り合えず、カギを受け取り、エンジンを掛けようとキーをひねるが掛かるはずもなく、押すしかない。通行人に手伝ってもらって、何十回の切り返しの末ようやく脱出。そのまま押してエンジンも掛かった。どこまでも面倒をかける奴だとシミジミ思ったが、それがかわいいのかもしれないとも思った。 そのまま、中古車ディーラーへ。一体、牛次郎はいくらで売れるのか?まず、前回、車を探したときに来た中古車屋へ。ここは、古い車がたくさん置いてあったのでこんな車でも買ってくれるに違いないと思った私達。店のおやじに「私達の車、買ってくれない?」と聞くと「え、どれどれ・・・1500ドルで買ってやるよ」と、そんなにチェックもせず言ったので、ここで売ろう!!と思った瞬間、エンストしてしまった。そして、押しがけの現場を目撃され「あんな車は買えーん」の一言であえなく敗退。それから、数件の中古車屋を回ったが、牛を買ってやると言うディーラーは現われなかった。 どうしよう?売れないよ牛次郎。あそこなら何とかなるかもしれない・・・藁にもすがる思いで、買ったときお世話になったメカニックに相談に行くことに。 メカニックの門を叩くと、なつかしい顔が現われた。牛を見て「よく帰ってきたなァ」と。今までのいきさつを簡単に話し、この車を売らねばという事情を話すと快く引き受けてくれた。こんなに簡単にことが運んでイイんですか?でも、ちょっと肩の荷が下りたようでホッとする。何とかしてくれるならお金くれなくてもイイかなぁ・・・なんて、思ってしまった。そして、牛とお別れ・・・長い間、私達を運んでくれた牛次郎。いろいろなことがあったけど、楽しい旅ができたよ、ありがとう。ありがとう・・・ |
2000.11.7(火) |